151 01月19日

弁当ライフ。 

 実はね、中学生の頃から高校生の頃にかけて、私はプロレスが大好きでした。どれくらい好きだったかというと、将来はプロレスラーになるのもアリかもしれない、と思いながら、ヒンズースクワットや腕立て伏せや腹筋を毎日やっちゃうくらい好きだったのです。
 体育の時間になれば、早々と着替えて体育館に行き、倉庫の中のマットに上で、プロレス好きな友人と技のかけ合いをしていました。レスラーの長州力さんが大好きだった私は、彼の決め技でもある、スコーピオンデスロック(さそり固め)なんていう技を、いかに早くかけるか、ということをマスターしようと友人を実験台にして日々努力をしていました。そういえば、「気合いだ、気合いだ、気合いだー!」 で有名なオリンピック選手、浜口さんのお父さんも、当時好きなレスラーの一人でしたっけ。
 今ではプロレス番組の放映時間は深夜になってしまいましたが、当時は金曜夜8時のゴールデンタイムだったり、土曜夕方5時の呑み始めタイムだったりしました。ま、とにかく今よりも人気があったスポーツということだったのでしょう。金曜日はアントニオ猪木さんの主催する新日本プロレス、土曜日はジャイアント馬場さんの主催する全日本プロレスの放映日でした。
 どちらも観るのは好きだったのですが、私は 「元気ですかー(当時は言っていない)」 の猪木さんが主催だった、当時は局アナの古館伊知郎さんが実況だった、好きな長州力さんが出ていた・・・、等ということもあって、金曜夜8時の新日本プロレスを観ることがほとんどでした。てかさ、全日本の放映日の土曜の夕方なんてオウチにいませんもの。そこまでマジメな高校生ではありませんでしたからね。
 そんなカラダ活発だった当時の私(今でこそ一日一食なんてスタイルになってしまったけどね)は、食いに食いに食いまくっていました。母が作ってくれた弁当は、2時間目が終わった休み時間に食べているか、先生の目を盗んで授業中に食べていました。昼休みは食べるモノがなくなっちゃうので、購買でパンと飲み物を買って、下駄箱前かどこかでクラスの違うバンド仲間達とウダウダと過ごしていましたっけ。
 現在はほぼ毎日の昼休み、諸君と一緒に教室で過ごしている私です。実は当時のコトを思い出しながら、ナニ気に諸君のお弁当を覗き見してたって知ってましたか・・・。わはは。
 事情があってコンビニ弁当等を食べているヒトもいますが、基本的には親御さんが毎朝お弁当を作ってくれているのでしょう。前の晩のおかずのあまりだろうが、冷凍食品チンだろうが、それらのお弁当の美味しそうなこといったらありゃしません。私なんかは、母の作った弁当ほど美味しいものはないとさえ思っていましたから。いや、今でも思っています。そういえば受験の時はゲンを担いで、カツ(勝つ)をおかずにしてもらいました。弁当最高です。
 高校生活あとわずか、昼休みのある高校生活はもっとわずかです。親御さんが作ってくれるお弁当ライフも、もうおしまいということです。残りわずかなお弁当ライフを楽しんでくださいな。諸君らのチカラによる例のものがあるからって、麺に頼ってばかりにならないように。お弁当をバシバシ作ってもらってバクバク食べるのだな。残さない。
 あ、進学や就職をしてまで、お弁当を作ってもらうようなヒトにはなるんぢゃないぞ。自分で作るんだって。 


悲しいことはいくら考えても悲しいだけだよ。早く忘れて元気になろうよ

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