004 04月13日

さてアイサツ。 

 1年1組4日目です。
 この3日間しつこいと言うほどハナシもしましたし、実際に諸君にも働きかけている挨拶について、ホームルームでの話とはちょいと違った観点(かんてん=目線)で話をしてみます。
 「おはようございます」 「おねがいします」 「ありがとうございました」 「さようなら」 諸君の一日は、この4つの挨拶に集約されています。大きな声でこれらの挨拶をこなすことによって、それぞれの時間を快適に充実して過ごしていけることになっていきます。
 一日の始めの 「おはようございます」 をしっかり出来れば、その日一日は気持ちよく過ごせます。授業の始めの 「おねがいします」 をしっかり出来れば、その授業時間は充実して過ごすことが出来ます。授業の終わりの 「ありがとうございました」 をしっかり出来れば、授業の内容がナニヤラ頭に入ったような気がしてきます。下校時の 「さようなら(友達には 『じゃーね、ばいばーい・・・』 かな)」 をしっかり出来れば、なんだかニヤニヤして帰宅することができます。
 実はこれらを大きな声で言うことに、更に大事なことがあります。知っていましたか?生き物ってモノは気持ちのよい時に、ついつい声がでてしまうものです。たとえば、ネコのどもとをくすぐってあげれば、「ぐるぐるぐるぅぅぅ〜〜〜(気持ちいいなり・・・)」 という鳴き声を出しますよね。おもしろいことにコレは逆にしても同じことで、大きな声を出すと気持ちがすっきりとして、よくなってしまうのです。
 朝起きた時にあくびや伸びをしながら 「うわぁあぁあぁあぁあぁっっっ!」 なんてやったり、なにかムシャクシャした時に 「もー!ムカツク!ばかやろぉぉぉぉ!」 なんてやったり、良いことがあったときに 「うおぉぉぉぉぉぉ!やったぁぁぁ」 なんてやったりしたことはありませんか。そして気分が壮快(そうかい)!なるなんてことはよくあることです。ですから 「大きな声を出す」 ということは、生き物である我々人間にとって、非常に意味の深いものになってくるのです。そこに挨拶がからんでくれば、コレはもういうことナシです。
 毎朝私が出勤してくる時、家の前をはき掃除しているおばあさんとよく会います。私はテコテコ歩きながらさささーっと、「おはようございまーす」 と通り過ぎてしまうことが多いのですが、おばあさんは掃除を一時中断して、きちんとこちらを向いて立ち止まってから、丁寧(ていねい)に挨拶をしてくれます。そこまで丁寧にされるとなんだか嬉しくなってしまい、「おーし、今日もがんばっちゃおっかな・・・」 なんて思ってしまう私がいます。こう考えると挨拶ってヒジョーに大切なものになってきます(てか、そう思ってしまう私は単純なのでしょうか・・・・・・)。
 先日のホームルームでも話しをしましたが、挨拶なんてものは、散歩中の犬がお互いにワンワンと吠(ほ)えあってしまうのと同じで、生き物としての最低限のコミュニケーションです。生き物仲間の私達がしないワケにはいかないのです。「ワワワン!ワンワーン!」 同様に、どどーんとやっていこうではないですか。
 てなワケで、挨拶をしっかり出来ることって、我々人間にとってかなり重要だということがわかりましたか。諸君の挨拶が気持ちのヨイものになるように、そして諸君が快適に過ごしていけるように、しばらくは挨拶チェックでもしてみるかな。
 あ、今日から朝の読書&お弁当タイムの始まりです。昼休みは私も教室で過ごしますから宜(よろ)しくなんだな。だって職員室に居場所が無いんだもん・・・。
 なんてね。 


心のゆとり、忘れていない?

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