023 05月16日

限界は上げられる。 

 さ、今週も始まっちゃいました。ちゃんと新規(しんき=新しい)の原稿を書こうと思ったのですが、時間がありませんでした。昔書いた原稿で許してください。ってか、諸君は読むの初めてですよね。うっひっひ。よく考えると↓は、掃除好きのきっかけだったかもしれません。あ、金曜日に高校総体のテレビが始まる前の番組観ながら、諸君の前で通販に電話して掃除機を買っちゃいましたね・・・。早く届かないかな。

 大学1年生の頃、外食産業最大手でもあるマク○ナルドでアルバイトをしていました。とはいっても、カウンターでスマイルを売っていたワケではありません。かといって、厨房(ちゅうぼう)でミートパティを焼いていたワケでもありません。だからといって、路上でチラシを配っていたワケでもありません。閉店時から翌朝の開店時まで、店舗の清掃をする 「メンテナンス」 というアルバイトをしていたのです。
 時間帯は深夜でしたが、時給800円は、当時としてはかなり魅力的な時給でした。夜10時に一旦入ってしまうと、翌朝7時までアルバイトは終わりませんから、休憩時間を差し引いた8時間分のアルバイト料6400円が約束されるのです。「来月は車の支払いが○○だから・・・。新しいスキーを買いたいから・・・」 と、必要な金額に応じて、アルバイトに入る回数を決めていました。
 仕事内容は、とにかく清掃清掃清掃です。「店内で清掃をしない場所はない!」 というくらい、清掃清掃清掃なのです。
 スクイジー(ワイパーみたいなやつ)での窓ガラス拭き、外看板清掃、店内照明拭き、椅子テーブル拭き、トイレ清掃、客席と厨房フロアに水と洗剤をぶちまけて巨大電動ブラシをかけて巨大バキュームで汚れた水を吸引してモップ仕上げ、シンク(洗い場)清掃、店内外数箇所の灰皿ゴミ箱清掃及びゴミ捨て、ダスター(ふきん)洗濯、エアコンフィルター清掃、天井エアダクト清掃・・・・・・。
 作業着で一晩中、ひたすら↑のような清掃作業を行ないます。とにかく清掃しなければならない場所が多すぎるのです。アルバイトを始めた時は、二人一組で作業をしていても、1時間の休憩時間は取れないし、時間内(朝7時の閉店時間)に終わることもできませんでした。はっきりいってこんな面倒でキツいアルバイトはないんじゃないか・・・、限界ギリギリだよ・・・、と思っていました。
 ところが長く続けていると、終わる時間が次第に早くなってくるのです。6時に終了・・・、5時・・・、4時・・・、しまいには深夜3時には全ての作業を終了させて、自分達以外誰もいなくなった店内で、好き勝手なコトをして遊んでいる状態でした。作業項目は↑よりもさらに増えていたというのに・・・・・・。
 これは決して手を抜いて作業をしていたワケではありません。諸君が普段行なっている清掃同様で、こういった作業は手を抜いたら開店時にやり直しを命じられてしまいます。ではいったいなんなのか・・・・・・。
 我々ニンゲンの限界というのは、努力によって引き上げられる、ということなのです。自分にとって100%だと思う作業に、20%をプラスして120%のチカラで取り組みます。そうしていると、それが次第に100%の作業でしかなくなってきます。さらに20%プラスして取り組んでくと、それもいつの間にか100%になってしまいます。さらに20%を・・・・・・。
 自分の限界を、勝手な思い込みで決めているヒトはいませんか?こんな風に我々ニンゲンの限界なんてものは、いくらでも引きあがるのですよ。スポーツ界で毎年のように新記録が塗り替えられている事実を、いったいどうやって説明すりゃーいーんですか?
 さ、限界を引き上げようぜ!
 さて、深夜3時からやっていた好き勝手なコトって何でしょね。ここでは書けません。
 ぢゃな。 


ゆったりと間合いをとって話してみよう。せわしなく話したら、相手の耳は塞がれてしまうから

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