025 05月18日

これはマジメに比例する。 

 さて、来週から中間試験です。学んでいますか?緊張感持っていますか?ドキドキしていますか?教科書ノート持って帰っていますか?
 ホームルームだか授業だかどっちで話をしたか忘れてしまいましたが、高校入って最初のこの試験ひとつで、諸君のこの先の3年間が左右されるといっても過言(かごん=言い過ぎ)ではありません。今回のこの試験への取り組みが諸君の3年間を作ってしまうということです。その先にある諸君の進路を決めてしまうと言ってもいいかもしれません。
 だからこそ緊張感を持ってもらいたいのです。緊張感を持てないヒトが何人かいたため、昨日の国語総合の授業ではプチっとキレかけたフリ(あくまでもフリなんだな、私ゃ滅多[めった]にキレません・・・。多分ね)をした私がいます。だって諸君が緊張感持ってきれないんだもん・・・。
 実は私には、「心から尊敬するヒ」 というヒトが何人かいます。その中のひとりに中井正嗣(まさつぐ)さんというヒトがいらっしゃいます。中学を卒業後、丁稚奉公(でっちぼうこう=進学しないで商店などで下働きをすること)を経て、現在は全国(海外も含めてね)的にお好み焼き屋さんのチェーン店を展開している社長さんにまでなったヒトです。昨年度担任をしていたクラスの、とある御父兄が案内&紹介をしてくれたのが、そのヒトを知ることになったきっかけです。
 そのヒトは地元関西の方では、ラジオの番組を持っていたり、その他はなんだかんだとしていたり、かなりの有名人になってしまったヒトです。著書(ちょしょ=書いた本)は教室の本棚に入っています。かなりイケてる本ですから、早いモノ勝ちでビシバシ読んぢゃってください。
 実は(2回目)、その中井さんが、桐生のお隣でもある太田の中学校で、講演会をしたことがあるのです。本を読んで是非とも会いたいと思った私は、当然のごとく講演を聞きに行きましたし、なんだかんだと接触したくて、その前日、宿泊予定のホテルまで押しかけました。本に一筆サインをしていただき、握手をしていただいて、多少なりとも言葉を交わしてもらった私は大満足でした。
 諸君が中学校を卒業した昨年度末、私も諸君の先輩を送り出しました。そしてその後、当時担任を持っていたクラスの御父兄が、「卒業を祝う会」 というモノを企画してくれました。ま、私的には、単に昼間から飲もうではないか、という会だったのですが(冗)。
 その会の時に先のとある御父兄が、中井さんに頼んで、私に色紙を書いてもらってプレゼントしてくださいました。尊敬するヒトからの色紙です。これほど嬉しいこと、そして品物はありません。そこに書かれていた言葉があります。
   「能力は人格に比例する」
 ありがたい言葉です。この色紙を家宝に近い扱いにして部屋に飾った私は、この言葉通りに過ごそうと思いました。だってそーでしょ。コレは正しいコトバだと思いませんか。コレをヒントに、先日の版書(ばんしょ=黒板に書くこと)の言葉を決めました。
   「教科書持ち帰り量と成績は比例する」
 です。コレはほぼ間違いありません。試験まであとわずかです。どの教科でも高得点を取る諸君であることを期待していますよ。
 ぢゃな。 


子供が持つ純真無垢な心、それは無知の証だ。その無垢を再び磨きあげたなら、それは知恵の証だ。浮かんでくる疑問を大切にしなさい

BACK