037 06月03日

悲しませないでくれ。 

 今日で1年1組37日目です。昨日の終礼で話をしましたが、1年1組36日目の昨日は諸君の担任をさせてもらってから、初めて悔しく、また情けない思いをしました。正直悲しかったです。
 朝のショートホームルームの時間に、学年主任の先生から1年生全体に放送を通して大切な話がありましたよね。携帯電話の取り扱いについてです。朝礼や終礼の時、また授業の時間帯に、担当の先生にわからない様に携帯電話を使用したり、バレちゃって学校で携帯電話を預からなくてはならなくなったヒトがあまりにも増えてきているので、このままでは折角(せっかく)校内持込許可になった携帯電話を、持ち込み不可能にしなくてはならないという状況だ。しっかりと心掛けて使って欲しい。といった内容でした。
 この放送を聴きながら、諸君は朝礼や終礼の時にはしっかりと手を膝(ひざ)の上に置いて私の大きな顔を見ているから大丈夫だろう・・・、と安心していた私がいました。コレが大間違いだったのですね。私の目が行き届かない授業中、諸君は思わず携帯電話に触っていたみたいです。大切な放送があった日にも関(かかわ)らず、昨日の1組は3人のヒトが授業中に携帯電話をいじくってしまい、預かられてしまうという結果になってしまいました。この37日間、私は諸君にそんな仕打ちをされてしまうような付き合いをしてきたつもりはありません。快適に、また楽しく過ごしてもらうように接して過ごしてきたつもりです。だからこそ悲しかったのです。
 4月当初に、「携帯電話を学校に預かられたら、親御さんに学校にきていただいて事情を話して返却しますよ」 という話をしました。諸君の中には、「えー、マジかよ」 と思うヒトがいたかもしれませんが、学校によっては、登校したら所定の場所に携帯電話を預ける学校もあるのが現状です。自分で管理のできる諸君は恵まれている環境にあるのだと自覚をしてください。そんな状況の中での昨日の出来事です。これはその3人に限ったことではないと思います。昨日はたまたまその3人が犠牲(代表)になってしまったのでしょう。諸君全員にその可能性があると思っています。
 今日は親御さんの都合がうまくつかない&私がたまたま愛車アルト君の関係で前橋方面に行くというコトがあったため、親御さんの所まで携帯電話を届けに行きました。昨夜は、「わざわざ先生を・・・」 と、当の御本人達はガミガミと怒られてしまったかもしれませんね。
 さて、そんな諸君に提案。今回のコトを機会に、ココでちょっと襟(えり)を正していきませんか。学年の先頭車両である1年1組がこんな状態では情けないったらありゃしません。今週から始まった放置プレイカウントキャンペーンだって、諸君の暮らしぶりがちょいとおかしくなってきたというコトがあるので始まったのですから・・・。来週から棚倉生活実習です。この1年間は諸君を守っていこうと思っている私に、悲しい思いをさせないでくれよな。ボタンダウン、化粧、シャツ入れ、提出物、ガム・・・。気を使っていきましょうよ。
 週末の今日のポジ、本当は、「急遽(きゅうきょ)大学時代の私の親友が、明日東京から足利に呑みに来てくれることになった。親友って素敵なモノだぜ。諸君も作れよな」 という内容の原稿を書いて用意していたのですが、昨日のこの件で、その原稿はアップできなくなりました。残念。でもね、親友が来るのは決まっているので、それはそれで楽しみなんだな。
 なので私は良い週末を過ごしているはずです。うっひっひ。だから諸君も週末を楽しむように。
 良い週末を。
 ぢゃな。


勇気を持って今を生きろ。そうすれば不安は克服できる。未来の不安は、未来の自分が解決してくれる

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