044 06月14日

きょもっきべんちょ。 

 さて、今週から中間試験赤点科目は教科書(厳密にはノートもだな)持って帰って勉強してちょうだいね週間、通称 「中赤教持帰勉ちょだな週間」 のスタートです。ん、なんて書いてあるか読めないってか、ではゴロ合わせ読みも含めて読み仮名を披露します。「ちゅうせきょもっきべんちょだねしゅうかん」 です。なんだこりゃ・・・。今日はK子さんとT彦くんのハナシをします。3年前の4月、彼らは1年3組斎藤組に在籍していました。諸君と同じ緑ジャージです。
 K子さんは普段はもの静かでしたが、授業中は活発に発言してくれました。レポート類(ディズニー関連です。見本としてちょこっと紹介しましたよね)も、毎試験ごとに自主的に提出をしてくれました。授業態度も学校生活も非常にマジメに前向きに取り組んでいたのですが、試験がちょっと苦手だったようです。それをカバーするための発言&レポートだったようです。1年生の時の授業参観の時、丁度スピーチにあたった彼女は、かなり長い時間をかけて、ディズニーランドのハナシをしてくれました。
 あ、読書好きなK子さんは、朝読の時間以外にも常に読書の習慣を持っていました。授業の時間以外はいつも本を読んでいました。大抵が図書館で借りてきた本でした。その図書館で利用者ランキングをつけていたとしたら、間違いなくベスト10にランクインしていると思います。
 T彦くんはほぼ毎朝、始発電車で登校していました。朝早い私が学校に着いて、職員室でひと仕事を終えてちょいと教室に顔を出すと、教室や廊下の窓を開けて、さわやかな朝を迎えられるように環境を作ってくれているT彦くんがよくいました。放課後に黒板や教室の汚れている所をキレイにしてくれていたことも何度かありました。
 それなりに素敵な1年3組だった1年間でした。翌年、私は学年を離れてしまいました。私のクラスだった↑の二人を始めとした他のヒト達のこともかなり気になりましたが、こればかりは仕方がありません。そして赤いジャージの学年(3年生)を1年間担任して送り出しました。それなりに素敵だった連中でした。
 そして去年、再び緑ジャージの学年に戻った私がいました。受け持った3年1組には、なんとK子さんとT彦くんがいました。うひゃひゃひゃひゃ。彼らは担任をしていた1年生の時と同じスタンスで学校生活を過ごしていたようです。3年生になってもそのスタイルは変わりありませんでした。
 そんな彼等2人に共通していることがあります。「3年間教科書類を毎日持ち帰って学んでいた」 ということです。私が学年を離れてしまった、彼等が2年生の時はわかりませんが、担任をしていた1年生の時、そして再び担任となった3年生の時の彼らのカバンがかかった机は、それを運ぶ掃除当番泣かせだったことは間違いありません。てか私が 「おもーい!」 と感じてしまう程でしたから。
 現在彼等からは、目標としていた大学に入学して、それぞれ素敵な大学生活を過ごしているとの報告を受けています。以前紹介した言葉、「教科書持ち帰り量と成績は比例する」 ・・・・・・。さぁ、これをどう受け止めて処理をしていくかは諸君次第です。
 ぢゃな。  


主張ばかりしていても誰も意見を聞いてくれない。あなたには注目するかも知れないけれど

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