051 06月23日

素敵に過ごせ。 

 教師という仕事に就(つ)いてから、「気持ちや目線は諸君以下」 てな感じで過ごしてきましたが、気がつくと前任校を含め、この仕事を続けて16年目に突入していました。諸君が生まれた年、平成元年に教師という仕事に就いたってーコトですね。いやぁー歳取っちゃったなぁ・・・。そりゃー 「初老」 って言われるのもうなずける・・・。
 ま、そんなワケで今でも、「気持ちや目線は諸君以下」 のスタンスに変わりはないと思っているのですが、目線以外はカナリなオヤジ世代になっていました。髪の毛とかね・・・。悲しいとです・・・、拓です・・・。
それはさておき、こんなになっちゃった私にも諸君と同じ、「高校1年生」 といった時代がありましたから、今日はそんなハナシをしてみたいと思います。以前 「オレオレ〜」 なんてタイトルで3回に分けて紹介した内容とカブる部分ももありますから、適当に読み流してください。
 神奈川の県立高校普通科に通っていました。最寄(もよ)り駅から学校まで3キロ程距離があるので、普通であれば駅からはバスに乗るのですが、5人乗り込んだ(定員オーバーだな)タクシーで、割り勘で乗った方が安かったので、ほぼ毎朝タクシーで登校していました。そういえば、同じく駅からタクシーで通勤している先生が、「一緒に乗っていくか?」 と声をかけてくれることもありましたっけ。そうするとタクシー代はかかりません。その分昼休みに購買で喰うパンが増えるってー感じでした。
 多くの諸君と同じ様に、毎日お袋が弁当を作って詰(つ)めてくれました。けれどもその弁当は3時間位には喰ってしまうのでした。それでもって昼休みは購買のパン販売所の前でパンを喰いながら、友達とウダウダして過ごしていました。そのウダウダが結構楽しかったかもしれません。
 1年生の時、お付き合いさせてもらっている女性ができました。朝から学校が終わる時間までは、オトコ友達(バンド仲間)を中心に遊んだりハナシしたりしていました。向こう(彼女ね)も女同士の付き合いがあるだろうし、私も野郎同士の付き合いに魅力を感じていましたから。
 そして下校時間からが、彼女と私の2人の時間でした。先に書いたバスやタクシーで通学する距離を、今日学校で何があったの、家でこんなことがあったの、今度のデートはどこに行きたいの・・・、等などを話しながら、1時間ばかりかけて2人で歩いて駅まで向かうのです。駅に着いても、今日はバイトや用事もないからとかいって、更に電車で2駅ある彼女の住む駅(私の駅はそこから更に3駅先)まで歩くこともしばしばでした。私を取り囲むヒト達に魅力を感じ、楽しさを見出していた高校持代でした。
 さ、諸君の高校生活はまだ始まったばかりです。有意義に楽しく、素敵な時を過ごしていくのは諸君次第です。そして、今週残り2日を素敵に過ごすのも諸君次第です。
 イェーイ!


人を尊敬できる人は、人に尊敬される

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