052 06月24日

ヒトの心は繊細なのだ。 

 諸君の間ですっかり有名になったおねーちゃんの存在があります。一緒に買い物に行ったり、食事をしたり、ライブに行ったり、呑みに行ったり・・・、といった関係は相変わらず続いています。けれども今の所お互い、結婚しようかという気はほとんどありません。結婚しなくたって、一生一緒にいることは出来ますからね。
 そういえばそんな私がバツイチだということも、すっかり有名になってしまいました。「このヒトと一生一緒に過ごそう、そして幸せにしてあげて、最高の人生を過ごさせてあげよう」 という思いで結婚したのですが、いろいろとあって上手く行きませんでした。そして今のおねーちゃんに行きつきました。
 私の良くない所のひとつに、「気をまわせない」 ということがありました。仕事が詰(つ)まってて、結婚していた当時は奥さんのコトを、独身だった時代は男友達を大事にしちゃうあまり、当時の彼女のコトを、考えたり世話をしたりといったコトに、気をまわすことが出来なくなってしまっていた私がいたのです。女心は繊細(せんさい)なのに、それをわかってあげられなかった私がいたということです。
 去年、おねーちゃんの親御さんから携帯電話につけるアクセサリーをもらいました。七宝(しっぽう)焼きのアクセサリーです。よく見ると作りかなり細かいです。技巧(ぎこう)といい、仕上げといい、細かい作業や配慮(はいりょ)なしには作れないのでは、というモノです。そんなに高価なものでもありませんが。私はそのアクセサリーを携帯電話につけようと思いました。
 靴をはこうと前かがみになった時、つい胸ポケットに入れた携帯電話を落としてしまったり、家へ帰って着替える時、ベッドの上にぽーんと放り投げてしまったり、今までは携帯電話を結構雑に扱ってきました。携帯電話にそのアクセサリーをつけておけば、常に 「女心は繊細なんだ」 ということを意識していけると思ったのです。
 つまり携帯電話を雑に扱ってしまった時、「あ、やっちゃった!」 と思います。そして、「女心もこれと同じように繊細なんだ。気を遣って接していかないといけないぞ。そうしないとまた失敗しちゃうぞ。また一人不幸にしちゃうぞ」 と気づく私がいるに決まっていると思ったからです。
 おかげでいつも、女心(実は女心だけではない。オトコもオンナもニンゲンってものは繊細なココロを持っているもの。諸君に接する時だってその心は同じだと思じなんだな)を意識して過ごしてきた私がいます。
 そんな私の現在のアクセサリーの状態はどんなものかというと・・・。
 七宝もはがれちゃったり、傷がついちゃったり、分解しちゃったり・・・。
 駄目駄目じゃんね・・・、はふ・・・。
 一週間終了。わーい、今週もおねーちゃんに会いに行こーっと。
 イェーイ!
 良い週末を。 


人に正直でいられる人は、人に正直にいてもらえる

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