102 10月12日

昨日の新聞から。 

死者3万人の見方、食料不足し略奪横行 パキスタン地震(2005年10月11日13時02分更新 「asahi com/朝日新聞」 web版)

 パキスタン北部で8日起きた地震の死者数は、11日までに同国内だけで約2万1000人が確認されたが、最終的には3万人を超すとの見方が強まっている。インドの犠牲者は1千人にのぼる可能性がある。外国の救助隊が倒壊(とうかい)した家屋(かおく)などで捜索(そうさく)を始めているが、発生から4日目を迎え、時間との闘いになっている。食料も届かず、被災地の一部では略奪(りゃくだつ)が起きていると報じられている。
 パキスタン政府によると、被災者は400万人にのぼる見通し。テントや毛布や食料、医薬品などが不足する懸念(けねん)があるという。パキスタン軍のスルタン報道官は地元テレビのインタビューで「救援隊が入れず、被災情報すら入ってこない場所が多い。死者数は3万人は超えるだろう」と述べた。地元メディアの多くは、死者数が3万5000〜5万人に達するとの見方を伝えている。
 邦人(ほうじん=日本人)ではイスラマバードの高層アパートが崩壊(ほうかい)して父子2人が死亡したが、日本の外務省によると、パキスタンのパンジャブ州で11日現在、日本人2世帯、5人の安否が確認されていない。
 パキスタン当局は、被害が集中しているカシミール地方や北西辺境州の山岳地帯へ通じる幹線(かんせん)道路で復旧作業を急いでいるが、新たな土砂崩れなどで難航(なんこう)している。孤立(こりつ)した集落の生命線となっているヘリコプターが不足しており、隣国アフガニスタンに駐留(ちゅうりゅう)する米軍が輸送ヘリ8機を派遣した。
 邦人父子が死亡した首都イスラマバードの高層アパートの倒壊現場では、約60時間ぶりに2歳の男児が救出されたとAFP通信が伝えた。がれきの下にはなお80人以上が閉じこめられている模様だ。 AP通信によると、カシミール地方の中心都市ムザファラバードでは、9割以上の建物が倒壊して行政機能がマヒしている。崩れた民家や商店が襲われ、住民と小競(こぜ)り合いが起きたという。
 各国の救援隊の活動も始まった。日本の国際緊急援助隊は10日から、首都イスラマバード北方の北西辺境州バトグラムで活動を始めた。医療チームもパキスタン入りした。国連によると、英国、フランス、オランダ、トルコなども救助隊を派遣した。
 一方、インドの犠牲者は11日までに947人にのぼった。負傷者は約4000人。ジャム・カシミール州当局によると、約60人が行方不明で、土砂などで道路が寸断されて救援活動が始まっていない村が14ある。犠牲者は1000人に達する可能性が高いという。倒壊家屋は3万棟(むね)としている。

 外国のことだから他人事?関係ない?大地震が日本で起こる可能性だってあるのですもの、そんなことはありませんよね。私達にできることは何でしょうか。現地に行ってボランティアをすることは困難です。イケてる高校生の諸君、考えてアクションをおこしませんか。
 ぢゃな。


あなたが自分のこと嫌いでも、私は好きだよ

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