107 10月19日

私だって教育実習。

 今週は2日間、教育実習生星先生にPositiveを書いてもらいました。実のある内容で諸君にも参考になる部分が多かったかと思います。私的には毎日の原稿をお休みできたので、かなり助かりました。あ、そういった問題ぢゃないか。ありがとうございました。もしよければ実習終了後もメールで原稿を送り続けてください(←半分冗談)。
 さて、こんな乾燥しきったようなくそじじー斎藤にも、フレッシュ(←この表現自体がもうじじーだな)な教育実習生だった時期がありました。私は勉強が大好きだったので大学を4年間で卒業しなかった(てか出来ませんでしたってヤツね)ので、大学5年生の時に母校の中学校で教育実習をさせてもらいました。
 普通の教育実習生というのは、何度か 「練習」 の授業をさせてもらった後、教育実習最大のヤマ場でもある、「本番」 の研究授業(先生方がどわっと観に来るのでかなりの緊張モノ)というモノをしなくてはなりません。それなので、授業を観たりやらせてもらったりしていない、空(あ)いている時間や放課後を中心に、次の授業の準備をしたり、大学に提出する日誌を書いたりするのです。
 実は大学生になってから、林間学校の引率補助とか夜間警備の手伝いとかで、母校に出入りすることが多かったので、実習中は恩師も含め、ほとんどの先生方が普通の実習生扱いをしてくれませんでした。それはそれで嬉しかったのですが・・・・・・。放課後、数名いた我々実習生に与えられた部屋で授業の準備をしていると、退勤時間(4時半頃だったかな)を過ぎた先生方が数名やってくるのです。
 「おーい、拓!何やっているんだ?」 「あ、どうも。何って、明日の授業の準備がまだなので・・・」 「そんなのどーでもいいよ。ホラ、呑みにいくぞ」 「え、の、呑みにって・・・。行きたいですけど明日の・・・」 「大丈夫大丈夫、拓と一緒で授業なんかテキトーにやっとけばなんとかなるって」 「え、ぢ、ぢゃぁ・・・、行っちゃおっかなぁ・・・。それでは皆さんお先にしつれーしまぁ〜すぅ」
 こんな感じで毎日のように引っ張りまわされていました。しかも↑の先生方の中には、私の指導を担当なさってくれている先生も含まれているのです。その指導担当の先生は私の大学提出用の日誌に、生徒のノートに押すのと同じウサギさんの 「よく出来ました」 とか、カメさんの 「もうひとがんばり」 みたいなハンコまで押してくれて・・・。大きな声では言えませんが、退勤時間後の用務員室でそのままカンパーイ!と始まってしまうこともありました。今では考えられないことです。時代が時代だったのでしょうか。
 「お、そういえば今日は用務員の○○さんが来られない日だったはずだ。拓が警備員として泊まっちゃえ。その方が帰らなくていいし、楽じゃないか」 「ら、楽って言われても・・・」 「ホラ、2階の更衣室にはシャワーもあるしさ、ん、どーする?」 「そ、そっか・・・。ぢ、ぢゃぁ泊まっちゃうかなぁ〜。もっと呑んじゃうぞぉ〜」
 お世話になった恩師に言われてしまったら、断るモノも断れません。てか、私自身あきらかに泊まっちゃえモードと化していました。
 私の場合は↑こんな感じのあっという間の2週間でした。星先生もあっという間の3週間となるのでしょうか。残り3日間、宜しくお願いいたします。
 試験3日目、ターボスイッチオン。 


ぼくは君の見方だから

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