108 10月20日

掃除ってさ。 

 松下幸之助(まつしたこうのすけ)さんというヒトを知っていますか。その名でわかるかもしれませんが、松下電器の創始者です。「なんだ?コジマやヤマダなら知ってるけどマツシタなんて知らねーよ!」 なんていうヒトもいそうなので、世界で通用するブランド名で書くとわかるでしょう。Panasonic(パナソニック)です。携帯電話でいうと 「P」 シリーズです。
 すでに他界されてしまいましたが、実はこの松下幸之助さんの人生観や仕事観は、現在になっても経済界や政界のあちらこちらで引き継がれています。特に経営者といわれるヒト達から、経営の神様と崇(あが)め奉(たてまつ)られているのです。

 「掃除の出来ない者は何もできない。身の回りの汚れている場所を掃除して、きれいにすればするほど自分の心も清められ、人間が出来ていく」
 
 松下幸之助さんは、↑こういった考え方を持っているヒトでした。掃除をしないで怠(なま)けているヒトがいると、「心の修行が出来ていない!」 と厳しく叱ることもあったそうです。もちろん全ての経営者が松下幸之助さんの考え方に影響を受けているわけではありませんが、これってどんなところでもフツーの常識のような気がしませんか。
 板前さんや大工さん等といった職人の世界でも、販売店や飲食店等といったモノを売る商売人の世界でも、新人が入っていくと必ず掃除することから始めさせられます。掃除がちゃんとできるようになって初めて、本業の仕事を教えてもらうようになります。
 要は掃除もロクに出来ないヒトに、仕事なんか出来るはずはない、ということです。ですから、この松下幸之助さんの考え方というのは、仕事をするヒト達の中ではかなり重要な考え方だ、ということになります。と、いうことは、掃除というのはヒトのためにするものではなく、自分のためにするものだ、ということなのです。わかりますかね。てかわかりますよね。掃除する以前に、ゴミを散らかさないということも、もちろん大事なことなのですが・・・・・・。
 残念ながら今の1組は昼休みが終わった時や、終礼の時になると、どこかに小さな紙くずが落ちているという状態です。高校1年にもなってマトモにゴミを捨てられないなんてイケてません。イケてる高校1年生になってくださいな。
 あ、そうそう、昨日の終礼で連絡した通り、来月行なわれるマラソン大会のコースを走ってきました。私は男子の走る約6キロ、星先生は女子の走る約4キロのコースでした。けれども私達はスタートもゴールもほぼ同時でした。どーゆーワケでしょーかね、星先生に聞いてくださいな。あ、更にそうそう、星先生の実習も明日でオシマイです。この3週間本当にごくろうさま&ありがとうございました。来週からはきっとサミシイぞ。諸君も星先生もね・・・。
 試験最終日。トップでゴール。 


明日、笑って「おはよう」って言えばいいんだよ

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