120 11月09日

出会いは貴重だぞ。

 諸君は、「出会い」 について考えたことがありますか。あ、勘違いしないでくださいね。出会い系サイト云々(うんぬん)という話ではありません。けれども出会い系サイトも関係するかな・・・。今日はそんな話です。いつもとは違う感じで書いてみます。

 今の俺がいるのはどうしてだろう、そんなことを考えることがある。ちょっとした偶然と偶然の繰り返しの中での出会いが重なって、今の俺がいるのではないだろうか、いや、そうに決まっている、と考える。
 高校の時、初めてお付き合いをさせてもらった女性との出会いのきっかけは、廊下でのすれ違いざまに、たまたま彼女が私の好きな英国バンドの歌を口ずさんでいたことがきっかけだった。「あ、あの娘とは波長が合うかもしれない」 と思った俺がいた。結局その後9年間お付き合いをさせてもらった。別れてしまったが、今でも連絡を取る事もある。
 埼玉県の中学校の教員を終えて、さて次はどこで仕事をしようかとフラフラしていた15年程前、埼玉県の塾教師の正式採用が決まった。けれどもその後、卒業した大学の部活に顔をだしたついでに、いつものように大学の就職課に顔を出しに行った。その時に、「あ、斎藤君、今日は桐生の学校から募集が来ているよ。どうする受けてみるかい」 それまで何度か募集が来ていた学校を受けて、1次の面接は通るが、2次の学科試験で落ちてしまっていた私は、いつものように 「それじゃー駄目モトで今回も受けてみます」 と二つ返事で申し込みをした。
 3月の末、列車に乗って遠い道のりをかけて桐生まで来た。面接を受け、その場で 「じゃ、お願いするよ」 との言葉をもらった。あまりのあっさりさに、「え?これって採用って意味なのか?」 と戸惑う俺がいた。結局その場で採用決定、それまで 「桐生」 という土地を知らなかった戸惑いもあったが、なんだか嬉しくて前任校でお世話になった先生に、公衆電話から電話をかけた俺がいた。採用の決まっていた塾にはワケを話して理解を得てもらった。正に感謝である。その塾長とは今でも付き合いがある。嬉しい限りだ。
 時期は3月の末である。当初採用が決まっていた国語担当の教師のポストにたまたま空きができてしまい、それに困った本校がいくつかの大学にたまたま出した採用案内があり、その案内のあった時期にたまたまなんとなく大学の就職課に顔を出した俺がいて、それで採用してもらった俺がいた。
 こういった偶然の繰り返しがあり、それまで考えたことのなかった群馬県という土地で仕事をし始めた俺がいた。今ではもう別れてしまったが、たまたま俺が住んだ家の近くの酒屋でバイトをしていた、アルバイト店員だった女性と結婚した。当時冷蔵庫すら無い我が家に、一番近い酒屋がその店だった。冷たいビールを飲むのにはその店に寄るしかなかったのだ。もし我が家に冷蔵庫なんてモノがあったら、この出会いは無かっただろう。
 今のおねーちゃんとの出会いだってたまたまの偶然だ。たまたま呑みにいった店に彼女がいた。話をしているうちに、お互いの価値観がかぶることがわかった。そんなおねーちゃんと客、という付き合いの中で、俺の友人TがTDLのチケットをくれた。それを口実に彼女をデートに誘った。そして付き合うか、という仲になっていった。友人の、「拓にチケットあげるか」 というたまたまの考えがなければ、今の俺はいないかもしれない。もちろん諸君と私の出会いだって同じだ。わかるよな。偶然と出会いは大切だ。

 ↑てな感じで、出会いこそ大切だと思う私でした。もちろん諸君との出会いだって、数多くの偶然の繰り返しだと思います。出会えてもらってありがとう。
 ぢゃな


すべての人に好かれる必要はない。全ての人を好きになる必要もない

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