155 01月19日

西川君。 

 ここ最近は新しい原稿を書いていなかったので、たまには新ネタでも書いてみようかと思います。てなワケで、なんで私はT.M.Revolutionなんてモノを聴いているのだろうと思うことがあるのです。なんてモノなんて言ってごめんなさい。
 私が本格的に音楽と出会ったのは、小学校6年生の時でした。大晦日(おおみそか)の日、「おい、たっくん、今夜はアメリカでやったものすごい野外ロックフェスティバルの映画をテレビでやるから観たほうがいいぞ」 と、当時高校生だった5歳年上の兄が声をかけてきました。兄はエレキギターを弾いてバンドを組んでずっぽりと音楽にハマっていましたが、私はそうではありませんでした。「お前はにーちゃんみたいにうるさい音でギター弾くようなことはしないよな」、という父親の問いかけに、「うん、もちろんだよ」 なんて約束していた記憶だってありましたから。
 ところがその大晦日、兄と一緒にその映画を観てしまったのがいけなかった(結果的に良かったと思っているけどね)ようです。その映画をきっかけに、どーっぷりとアメリカやイギリスのロック(いわゆる洋楽というヤツ)にハマっていった私がいました。
 中学に入学して、その映画に出ていたミュージシャンのレコード(CDなんて無い時代だからね)を買いあさって、兄からお古のエレキギターをもらって、さらにどどどぉぉ〜〜っぷりと洋楽とバンドにハマっていった私がいました。父親との約束はどこへやらです。とーちゃんごめんね。
 そんなこんなで外国の流行音楽をパクリまくっていた(もちろんパクっていないヒトだっていた)日本の音楽(邦楽「ほうがく」)には目もくれずに、中学の頃から洋楽のミュージシャンのライブを観にいっていました。基本的には日本のロックや音楽には全く興味を示さなかった私がいました。そんな私がどうしてT.M.Revolutionなんだろう・・・、ということになるのです。
 おねーちゃんと話をしだすきっかけになったのは、マイケル・ジャクソンというアメリカのミュージシャンが話題にあがったことがきっかけでした。「お、このムスメさんは若いのに音楽のセンスがいいなぁ」 と思い、そこから話が濃い部分に進展していった気がします。そしてお付き合いをさせてもらうようになっていきました。もちろんどこかへ出かける時のカーステレオの主導権はおねーちゃんです。Mジャクソンもかかりますが、それ以外はアユやアムロちゃんといった、私が最も苦手な分野の音楽がガンガンに流れてきました。うひゃ〜。
 「アユとかアムロちゃんのライブにでも行くかい?、誰のライブが一番観たい?コネでも何でも使ってチケット取ってみるよ」 という私の問いかけに返ってきた答えは意外にも、「T.M.Revolutionの西川君が観たい」 でした。おねーちゃん的には、この世の中で一番好きなのがT.M.Revolutionであり、一番美しい顔がT.M.Revolutionのであり、一番素敵な声がT.M.Revolutionであるというのです。早速チケットを購入しようとしましたが、すでにその年のツアーの真っ最中だったのでどこの会場も売り切れでした。それでもなんとかチケットを手に入れておねーちゃんの喜ぶ顔が見たかった私は・・・。
 続きはまたね。うっひっひ。
 ぢゃな。 


問題をすべて片づけてから、足を踏み出す人なんていない

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