162 01月30日

し・ん・ろ。 

 さ、今週も始まっちゃいました。がつーんと行きましょー。
 系選択も終わり、2年生に進級するための準備期間に入りました。三者面談をして、諸君も進路の決定でイロイロと悩んでいることがわかりました。そんなワケで私の進路決定時の話でもちょちょいとしてみます。
 中学時代にロクに勉強していなかった私が、やっとのことで進学できた高校は、県内で最も評判の悪い高校でした。神奈川県という土地柄、また横浜銀蝿というバンドがヒットチャート上昇中だったことも影響してか、高校にはたーくさんの 「ツッパリ」 がいました。今のような 「ヤンキー」 なんていう呼び方が生まれる前の時代です。授業を受けていると週に一回は 「フォンフォン、フォフォフォン・・・」 と、当時発売されたばかりのCBX400F(バイクの名前)に、集合管(改造マフラー)をつけたようなヒト達が中庭に入って来ては、生徒指導の先生方をおちょくってるという光景を目にしていました。
 駅から学校までは、バスに乗って通学することが多かったのですが、雨が降っている日なんかはバスの中いっぱいにパーマ液の臭いが充満するのです。知っていますか、パーマをあてた髪の毛に水分(雨)がつくと、ツーンとパーマ液の臭いが発生するのです。みなアタマにはトサカのようなリーゼントパーマをあてがっていたし、女子はというと、聖子(松田)ちゃんカットと言われるような髪形をしていましたから・・・。私がそんな 「ツッパリ」 の仲間入りをしていたかどうかは今は触れません。私は音楽でメシを食いたい(バンドを仕事にしたい)と、日々楽器をかき鳴らしている高校生だったとだけ言っておきます。
 「進路はどうするんだ?」 高校2年の後半に友人にそう聞かれるまでは、進路のことなんかは、ほとんど意識したことがありませんでした。私には、大学卒業間際にレコード会社のオーディションに受かって、そのまま音楽活動をしている5歳年上の兄がいました。そんな姿を見ていた私は、兄と同じように過ごしていけたらな、と思うようになっていきました。それに昔から、ネクタイをしめるような仕事(会社員とかね)だけは絶対にやりたくない、とも思っていましたから、とりあえず大学に進学しておいて、そこからジワジワとミュージシャンを目指していこう、と思ったのです。
 ところが先にも書いたような高校でしたから、大学からの指定校制度なんてモノは1名しかありませんでした。私には推薦入試を受けさせてくれるような良い成績もありません。大学に入るには一般入学試験の一発勝負しかないわけです。しかももうすぐ3年生・・・・・・。
 けれども、「大学に進学しよう」 と思いたちました。その1年間が長い1年、短い1年・・・、どちらになるかはわかりませんが、とりあえず高校3年生の目標をたてたのです。ちゃらちゃらとしていた髪の毛もばっさりと切りました。いくつかかけ持ちしていたバンドも減らし(全部はやめられなかったな)ました。入学したすぐ後からつきあっていた彼女とも・・・・・・。
 別れるわけねーじゃん。続きはまたね。
 明日は一般入試のために諸君はお休みです。いーなぁ・・・。
 良い休日を。
 ぢゃな。 


すべてを失ったらあかんで。たったひとつでもつかまなあかん

BACK