164 02月02日

磨こう。 

 ぷるるるるるるる。ぷるるるるるるる・・・・・・、ガチャッ。「はい、もしもし・・・」
 「あのさー、オタクの生徒がいっつもウチの裏の路地でタバコ吸っているのだよねー・・・・・・」 「電車の中で座り込んで通れないのですけど・・・・・・」 「降りる前に乗ってこられてしまうから、降りたい駅で降りられないことがあるのです・・・・・・」 「バイクの免許は許可しているのですか?近所の○○君はいっつも乗ってますよ。うるさくて困るのですけど・・・・・・」 「駅のホームで毎日のようにタバコ吸ってますよ、お宅の生徒さん・・・・・・」 「道路のまん中に広がって歩かれて迷惑なんだよ、ひかれたいのか!」 「注意しようと声をかけたら、うるせえ!と、逆に注意された」 「注意してもただニヤニヤしてこっち見ているだけ」 ・・・・・・。
 ホームルームで時たまハナシをしますよね。苦情の連絡の内容って、だいたいこんなようなものです。親切なヒトは、自分の身分も含めてしっかりと電話をしてくれるのですが、一方的に乱暴な口調で、言いたい事だけ言ってガチャン!と電話を切るヒトもたまにいます。
 最近は、正門や校内で、先生方に注意をされても、その注意を素直に聞き入れることが出来ないヒトが増えてきている様子です。諸君のためを思って注意してくれている先生方に対してそういった態度をとってしまうのですから、学校から出て、一般のヒトに対する態度なんかは、もっとヒドイのでしょう。だから↑のような苦情が後を絶たないのでしょう。
 1年前、諸君が中学生だった頃、本校生徒、または高校生の印象というものはどうでしたか。良い印象もあったかもしれませんが、悪い印象を持っていたら、それをいくつか思い出してみてください。その悪い印象の高校生を、高校生になった諸君が現在再現しているかもしれません。
 頭髪がヤバそうで恐い。服装が恐い。ピアスつけてて恐い。まゆ毛細くて恐い。みんなでかたまって歩いてて恐い。電車の中でエラそうにしていて恐い・・・・・・。
 数え挙げたらキリがありませんが、いくつかは重なるモノもあるのではないでしょうか。そりゃー諸君の全て、本校生徒の全てが悪いというワケではありません。もちろん外見だけでヒトは判断できません。けれども諸君の中身がわからない街中のヒト達は、まず外見や行動で判断して、それで決め付けてしまいます。私達だって見も知らない他人のコトはそうやって決め付けてしまっていませんか?
 学校のこと云々(うんぬん)よりも。まずはひとりのニンゲンとしての自分自身を磨き上げるためにも、ここいらでちょっと自分を振り返ってみるのも必要かもしれないかなぁ、と思ってしまいました。進級に関わる大事な試験はもうすぐです。ぼやぼやしていたら大変なことになります。各教科の未提出課題はありませんか。あったらアウト確実。マジでね。無くせ。
 やれー。
 ぢゃな。


強いってことは泣かないことじゃない。泣いてもまた笑えること

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