165 02月03日

豆まけよ。 

 さ、週末です。そんなワケで先週の週末のハナシの続きです。それでもって今日は節分だ。

 「しぶやー、しぶやー、お忘れ物ないようにお気をつけくださーい」・・・・・・着きました。渋谷です。楽しい楽しい人生においての初デートの始まりだったはずが・・・・・・。
               ・・・・・・・・・・実は数日前・・・・・・・・・。
 ――――――いつものように友人の家で、友人以上にフレンドリーな友人母を交えながら話をしている我々。「聞いたわよー、たっくん彼女が出来たんだって?まったくもー、あんたたちもたっくん見習って早く彼女作りなさいよねー。よーし、最初のデートはみんなで見にいってきなー。勉強勉強!ね、いーでしょ、たっくん?駄目っていってもみんなついていきなさいよー」 ――――――
 待ち合わせの駅からずーっと彼らがついてきています。ちょこまかちょこまか、男ばかりが5人、常に私たちの視界のどこかにいるのです。「面白い面白い」 と彼女は喜んでいましたが、私にゃそんな気はさらさらありません。「あー、もー、2人っきりになりたいな・・・、手をつないでみたいな・・・」 ソレ以外にも様々な考えがアタマの中を横切ります・・・。
 遊びなれている渋谷なので、彼らの尾行を振り切ろうかとも思いましたが、悲しいかな、いつも彼らと渋谷で遊んでいたことがよくありませんでした。知っているところは彼らと一緒なのです。「渋谷は知ってるところが沢山あるから教えてあげるよー」 の言葉で誘った渋谷だったのですが、それが裏目になってしまったのです。あらら・・・。
 ですから彼らを巻こうにも、行く場所行く場所に彼らがいるのです。というか私の単純な思考回路は、完全に彼らに読まれていました。「巻いたぞー」 と思っても、「ハイこんにちは」、ってなモノでした。その結果、最終的に 『我々』 で行動することになりました。まぁ、おかげで彼女を彼らに紹介する手間も省けたので、その点では良かったのかもしれません。
               ・・・・・・・・・・そして数日後・・・・・・・・・・。
 ――――――いつもの友人宅でいつもの面々の我々。「それでそれでどうだったのー。へー、なかなかかわいいんだ、その彼女は。たっくん、まだ手をだしちゃ駄目よ、早すぎるわよー・・・」 ――――――
 なんだかんだと、このMさんとはその後長い付き合いをすることになります。少年期から青年期にかけた、最も感受性が豊かとなる多感な時期を共に過ごしました。感動した映画、感動した音楽、感動した場所・・・・・・、影響を与えてくれたものは全て一緒でした。
 当然のごとく彼女と結婚するものだと思っていました。いや、そう決めていました。でなければ9年間も一緒に過ごしません。どこかで歯車がかみ合わなくなってしまいました。どこかで・・・・・・。いったい何がいけなかったのでしょうか・・・・・・。お互いの関係を壊してまった出来事・・・、それは・・・・・・。
 続きはまた今度・・・って、そんなに楽しみぢゃねーか。月曜日遅刻欠席するんぢゃねーぞ。
 良い週末を。
 ぢゃな。 


苦しみは自分に隠してはいけないよ。苦しいなら苦しいでいいじゃない

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