187 03月07日

決戦4日目。 

 さて、試験最終日です。きっと多くの諸君は今日もコレをじっくりと読んでくれずに、朝はノートとにらめっこだと思うので、くだらなネタでGO!です。路上ででんぐり返ってしまって、携帯電話が吹っ飛んでそこを通りかかったトラックのおじさんに、「おーい、大丈夫かい」 なんて声をかけられている場合ではありません。最終日ですから力を出し切ってください。
 「いらっしゃ〜い、お、センセイ、毎度!」 「オヤジさん、いつもの」 「はいよ〜」 「ふう〜・・・」 「どうだい、忙しいかい」 「もうタイヘン・・・」 「コレ、本日のお勧め。アメリカザリガニの煮付け」 「バリバリ、バリバリ。うまいザリガニですねぇ」 「店裏のドブ川にいたんでさぁ。釣り針の先にイカひっつけて釣ってみたんすよ」 ・・・・・・
 一人暮らしをしたら↑こんな会話のできる 「行きつけの飲み屋」 を探したい、と思っていました。ですから毎日のように捜査活動をしていました。捜査活動という名前の飲み屋めぐりですけどね。
 車で通りかかった時に何軒か目星をつけておきます。そして一旦帰宅して、スーツのままが似合うような店であればそのまま、着替えた方がよさそうな店であれば着替えて出動です。カウンターで、女将(ママだな)さんや大将(オヤジだな)と気さくに話が出来て、そこそこ味がよければ合格です。
 大抵のお店は外側から中の様子がわかるので、気楽に 「初入店」 できるのですが、外観もヨクワカラナイ、中もヨクワカラナイようなお店に入る時は、かなり緊張します。
 実は大学生の頃、「初入店」 した店でかなりボラれたことがあります。最後には財布を取り上げられて、「なんだ、まだ入っているじゃないか」 と、電車賃を残して、お金を全部持っていかれました。店内には恐いオニイサンもうろちょろしているし・・・・・・。そりゃぁね、新宿の怪しげな地下の店を選んだ私がいけないといえばそれまでですが・・・・・・。
 そんな思い出がありますから、中が全くわからないような店に入る時はかなり緊張します。ボラれた時や恐いオニイサンが出てきた時のことを考えて、荷物は持たず、財布も持たず、ポケットや靴や靴下の中の数ヶ所にお金を隠して 「初入店」 した店が2軒ありました。
 そうやって入った店は、幸いにして新宿とは大違いでした。恐いオニイサンも出てこなけりゃ、財布を取り上げられることもありませんでした。逆に素敵なマスターがいたりして、2軒とも合格店舗となってしまいました。その他にも2軒見つけて、合計4軒の 「行きつけの飲み屋」 候補を発見した捜査員斎藤でした。そして頻繁(ひんぱん)に通い始めるのです。そんなコトしているからお金がなくなっちゃって、モヤシ丼を作るハメになるんだっつーの。
 そんな中に以前ここでも紹介した、オカマのヒトがやっている店が入っていました。先日(とはいっても数ヶ月前だが)都内から友人が飲みに来てくれた時に、数年ぶりに彼女の店に行ってきました。友人も10年ほど前に彼女の店で飲んだことがあるので、ゆっくりと語りながら飲もうと思ったのですが、カウンターの隣でカラオケを唄っているオバサマ軍団がいけませんでした。あまりにも騒がしかったので、再会もそこそこに、15分程で店を出てきてしまったんだなぁ。現在放置プレイ中・・・。今ではひとりで行く勇気もありません・・・。
 一緒に行く?
 試験4日目。死ぬ気で戦え。
 ぢゃな。 


希望はあなたを捨てはしない。あなたが希望を捨てたのだ

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