188 03月08日

ひとつの人生。 

 さて、昨日で試験が終了しました。蓄(たくわ)えた力は全て発揮できたでしょうか。試験が終ったからといって、カラオケとか行っちゃってエヴァンゲリオンの歌を唄うなんてことの無いようにしてください。私は相変わらず、「学校に行こう」 を観ながらコレを書いています。ということで、今日は少し大事なハナシにします。
 我々ニンゲンは、「人生ってなんなのだろう」 「生きているってなんなのだろう」 としばしば考えることがある生き物です。今回の国語の試験範囲にもそんな文章がありましたよね。私も寝る前とか、寝起きとかに布団の中でふと考えてしまうことがあります。「このままでいいのか?」 「おい、お前は今の生活に満足しているのか?」 と・・・。別に自分が今まで生きてきた、この人生や生き方を否定するわけではないのですが、今の私にちゃちゃを入れてくる、もうひとりの私がいるのです。
 前にも諸君に話をしたことがありますが、私ゃ人生120年だと思っています。てかそこまで行き続けてやろうという意気込みです。しかし120年も生き続けると、ニンゲンってどーなっちゃうのでしょう。ほぼ妖怪と化しているかもしれません。80年後に妖怪になっているであろう、そんな私の年齢は40歳です。人生の3分の1が終わったに過ぎないということになります。まだまだ残りは今までの人生の2倍もあるということになります。ですから↑に書いたように、もうひとりの私がちゃちゃを入れてくると、「よっしゃぁ、この先の人生はどー過ごしていこうかなぁ?」 なんて反応してしまうのでしょう。だってね、生涯ひとつのことをやり遂げるのもひとつの人生、新しい生き方を選択するのもひとつの人生ですから。
 何故いきなりこんな話をするのかというと、それにはワケがあります。実は4月に諸君の担任を持った時、私には諸君に対するひとつの目標がありました。「この1年間で、諸君の半分以上に将来就きたい仕事をイメージさせる」 というのがその目標でした。先日進路希望調査をしましたよね。その結果1年生が終わろうとしているこの3月、その割合はとても低いものとして手元にデータが残っているということになりました。惨敗・・・。
 系選択も終わっているのに、自分が将来どうなっていたいか、という 「ひとつの人生」 を決められないで悩んでいる、もしくは迷っている諸君、ここいらでしっかりと見つめ直して下さいな。そして 「ひとつの人生」 を選択してください。でもね、私のように40歳になっても、「この先の人生どーしよっかなぁー」 なんて考えているヒトがいるのですもの、諸君の中に決まっていないヒトが居てもおかしくないかな、なんて思ってしまう矛盾だらけの私でした・・・、んが・・・。
 け・れ・ど・も・・・・・・、そ・れ・で・も・・・・・・、よくよく考えれば諸君と私は全く違います。私はすでに 「教師(なんていうのはおこがましいけれども)」 というひとつの人生を選択しています。諸君はこの先、自分が過ごしていくであろうひとつの人生を選択していかなければなりません。「なんでもいいや」 「どうでもいいや」 「なるようになればいいや・・・」 では困るのです。
 そして私のようにひとつの仕事に就いたはいいけれども、更にそこで、「この先の人生どーしよっかなぁー」 なんて思わないように、しっかりと自分を見つめてもらいたいな、と思った今日この頃。
 ぢゃな。 


「本当にやっていけるかなあ?」じゃなくて、やっていくしかないでしょう

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