189 03月09日

「本気」と書いてホンキ。 

 さて、連日諸君達に各教科の試験が返却され、、課題等がばばばーって出てしまうというモードになってしまっています。まだ全教科の試験が返されていないのでなんともいえませんが、残念ながらほとんどのヒトが抱えているという結果になりそうです。なんてこったい・・・。ノートの表紙にマリオやピーチを描いている場合ではないかもしれません。
 抱えていないというヒト(要は進級に関して問題ナシに近いヒトだな)は本当に立派です。まさにこの一年間の取り組みが実った、というコトでしょう。今後もその取り組み姿勢を忘れずに、高校生活を過ごしていってもらいたいと思います。いや、本当に素晴らしいです。今日はそんなヒトには無関係な話題になってしまうかもしれませんが、課題を抱えているヒトに対して、アドバイスをさせてもらいます。
 たとえば私が授業中に、「はい、この問題に正解したヒトには、無条件で試験免除、それとお小遣い1万円だーっ!」 と言ったとします。そうすると、普段手が挙がらないようなヒトを含めて、ほとんどのヒトが我先に!と言わんばかりの勢いで手を挙げるでしょう。そして私が、「な〜んてね・・・冗談!」 と言った瞬間、ムーミン谷のニョロニョロ(←し、知っているよな・・・)のようにひしめき合っていた諸君の手が、一斉に下がってしまうことでしょう。これがどういうことだか分析をしてみます。
 「試験免除と1万円が欲しいから手を挙げた」 と分析するのは正しいようで正しくありません。「本当は、本気で取り組むチカラを持っている」 と、分析するのが正しいのです。その本気で取り組むチカラを出すか出さないか、ということを諸君は気分で決めてしまっているのではないですか。
 もう少し具体的かつ身近な例で言い換えると、授業中の教科担任の質問に対して、「解るけどどーせ誰かが答えてくれるから別にいーや・・・」 という姿勢で、グデ〜っと授業を受けているってことです。
 諸君に出された課題だって同じコトです。課題が出されてしまってから、ようやく本気になって取り組んでいるヒトをよく見かけます。だったら普段の授業から本気で取り組んで、課題がでないように過ごせばよいだけの話です。それだけ無駄な時間が省けます。課題を抱えてしまったヒトはこの1年間、そこをはきちがえたヒトが多いのでしょう。
 だってね、本来ならば学年末試験の終わったこの時期は、ゆーっくりと羽根を伸ばせる時期なのではないですか?1年間を振り返って、希望に満ちた来年度のことをゆーっくりと考えることができる、いや、その前に春休みはどう過ごそうか、とニンマリ過ごす時期ではないのですか?ああ、なんてもったいない。来年度は、普段から本気モードでGO!しないと駄目です。
 それにしても。出された課題に対して、いまだに本気になっていないヒトがいるようです。追試をしたって空欄ばかりだったり、単位を出してくれるための課題をもらってもやらないでいたり・・・。各教科担任の先生方からそんなハナシを聞きました。
 いったいなにを考えているのでしょう?今本気にならないで、いつなるというのでしょう。本気は恥ずかしいモノなんかではありません。何事にも本気になれるってのは素敵なことなのです。そうでなければ、春休みどころか未来も無くなっちまうぜ!
 ぢゃな。 


できないんじゃなくて、やらないんじゃないの?

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