195 03月17日

5。 

 気がつけば週末です。それなので今日はプチお馬鹿話です。
 去年の今頃、季節はずれの大掃除に挑(いど)んでいた私がいました。何故こんな時期に、と思うかもしれませんね。前にも言いましたが去年の何末年始、私の右腕はギプスにより強制的にアイーン状態だったので、完治したこの時期に掃除をしていたのでした。
 以前(結婚していた頃ね)書斎兼仕事部屋として使っていた部屋の掃除をしていると、素敵な品物を発掘しました。人生最初のサングラスです。今でこそサングラスなんてモノは1000円程から素敵なデザインのモノがあるので、あっちこっちで買い漁っている私ですが、人生最初のサングラスはそんなモノではありませんでした。そのサングラスが出てきたのです。
 中学生の頃でした。なんだか色気づいてくる年頃ですし、好きなバンドのメンバーなんかもかけていたので、サングラスが欲しかったのでしょう。そこで父に相談しました。以前遊びに行ったことのある航空関係の書籍を扱う父の会社では、パイロットがかけるようなサングラスも販売していましたから。
 「ねぇ、会社でサングラス売ってるよね。それ欲しいんだけど・・・」 「ああ、いいよ。今度もってきてやるよ・・・」 「わーい」
 数日後、父からサングラスをプレゼントされました。あまり嬉しくてどこへ行くにもケースごと持ち歩いていましたが、恥ずかしくてかけることはほとんどしませんでした。てか年齢に合わなくて、あまり似合っていなかったということもありました。いとこのおにーさんに見せると、それは 「レイヴァン」 というメーカーのサングラスで、とにかく世界のトップブランドでとてもいいものだ、ということでしたが、当時の私にはよくわかりませんでした。
 私がそのレイヴァンというメーカーの価値をわかるようになったのは、諸君と同じ高校生になってからでした。ところがその頃の私のファッションには、そのレイヴァンのサングラスは無用なモノでした。その後大学に進学し、ジャズ研究会に入ってからは、週のうち3日は日本酒を呑みまくり、ぶくぶくと太っていき、ただでさえサングラスがはまらない程のワイドな顔幅なのに、更にワイドになっていきました。価値あるレイヴァンのサングラスは、私の顔にかけられることもなく、引越しを繰り返す中で、どこかへ埋もれていってしまいました。そして10年近くの月日が流れていきました・・・・・・。
 そのサングラスが出てきたのです。嬉しいったらありゃしません。昔は似合わなかったけども、そろそろこのレイバンが似合う年になっただろう・・・、と、早速かけてみて鏡を覗き込みました・・・・・・。鏡の中には国産B級映画やVシネマに出てきそうな、「絵に描いたようなそのスジのヒト」 が映っていました。ある意味似合っているのですが複雑です。うーん・・・・・・。いつになったら似合うようになるのでしょう・・・。はふ。
 諸君にもこんな品物はありませんか。
 カウントダウン GOES ON(←カウントダウンは続く)。
 良い週末を。
 ぢゃな。 


しっかりしているようで頼りないより、頼りなさそうでしっかりしている方がいいよ

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