196 03月20日

4。 

 さ、今週も始まっちゃいました。このフレーズを書くのも今年度はこれが最後となってしまいます。いやー、1年という月日は本当にすぐ経ってしまうものですね。さて、それはさておきコレを書いている今は3月19日朝7時40分、東武線の車内で携帯電話を使い、ちまちま書いています。
 な〜んでか?。実は今日は、人生初のフルマラソンに参戦するために、始発電車で都内に向かっているのでした。参戦するのは荒川市民マラソンという、荒川沿いの平坦なコースをただひたすら走るという大会です。スタートの号砲は午前9時、10キロマラソンまでしか完走したことがない私が、42.195キロという距離のフルマラソンを見事完走することができるのかどうか、そこが重要です。
 なんで40歳を迎えた老体に鞭(むち)を打ってまで、フルマラソンなんかに挑戦するの?と言われてしまえばそれまでなのですが、これにはちょいとしたワケがあります。前にもここに書きましたが、最近よく考えることに、「おいお前、このままフツーに息吸って吐いての人生を過ごしていくだけでいーのか?」 ということがあります。私的にはフツーにいつも通り無難に過ごしてくのがらくちんでよいのですが、ここ最近、人間的にどうしても成長しなければならない出来事がありました。変化して成長したくて仕方が無い私がいたのです。おねーちゃんのためにも、自分に対して自信を持てる部分が欲しかったのです。だからこそ今回はフルマラソンなんていうものに挑戦して、自分に変化を起こし、そこから成長していこうと思ったのです。そんな私が無事に走り終えたかどうかは、帰りの車内の私↓に書いてもらいましょー。
 はい、帰りは電車ではなくて、高速バスの車内でこれを書いている私です。時間はもうすぐ夜8時、同じ大会に出た大学の後輩なんかと、有楽町で祝杯をあげてきました。と、いうわけで人生初のフルマラソンを制覇して、無事に完走してきた私です。イェーイ!
 日ごろ職場から家までの10キロ程度を走って帰っていた私は、正直いうとその約4倍の距離を走る、今日のフルマラソンをなめていました。きっと楽勝だろうと・・・。ところが実際に走ってみなければフルマラソンという怪物の大きさを感じることができません。なめてかかれる程度のモノではありませんでした。
 30キロのあたりまでは割に順調に走っていたのですが、そこから先はもう駄目駄目でした。スタミナはあるものの、足がいうことをききません。膝(ひざ)ががくがく状態で、なにかあったらかっくーんと転んでしまう直前でした。ほとんど走れません。ひたすら歩きました。「もういーや」、とその場でリタイアしてしまうのは簡単です。けれどもそれだけはしたくありません。私はどーしても完走しなければならないんだ、という意思を強く持ってふんばりました。そしてわかっりたことがあります。マラソンは自己への挑戦だということです。
 先般プチっとメジャーになったカーリングやWBC真っ最中の野球などは、チームワークがポイントとなるスポーツですが、マラソンはそうではない個人競技っです。我々アマチュアランナーであれば、競技時間の4時間や5時間の間、ひたすら自分自身との戦いが続きます。「あー、もうやめちゃいたい」 「なんでこの大会にエントリーしちゃったんだろう」 「なんだよこの向かい風は、顔のでかい俺には不利なんだぞ・・・」 様々なことを考えながら自分と戦いながら、半(なか)ば弱気になって走っていると、おねーちゃんから頑張ってとのメールが入りました。実に良く出来ている2人だね。うっひっひ・・・。涙がでそうなくらい嬉しくなった私はそこからスパートかけて走り抜くことができました。単純オヤジ。
 そんな私はそ確実にどこかがパワーアップしたと思っています。してなかったりして・・・。
 ぢゃな。 


人を変えることはできない

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