Z603 08月12日
夏の怪談。
元気ですか、登校日に会えなくてごめんなさい。
さて、夏といえば 「怪談」 です。怖がりのクセに怖いものが好きな私は、日本の心霊スポット100なんていうような番組が大好きだったりします。そんでもって暑い中、鳥肌タチタチになってしまう私です。あ〜怖かった・・・・・・・。そんな私のそんな思い出・・・。
幼稚園からの友人のひとりにコダマ君というヒトがいます。私以上に怖がりな彼はそのリアクションが面白いからか、いろいろなヒトから怖い話をされたり、怖いところに連れて行かされたりしていました。高校3年の頃、全国的にもかなり有名な心霊スポットのツルカワ団地(最近取り壊されてしまった。T都M市)というところが地元近くにありました。そんな彼を連れて行きたい心霊スポットナンバーワンです。
友人でクルマを持っている奴がいれば話が早いのですが、お互い違う高校に通っていた我々の共通の友人の中にクルマ持ちはいませんでした。そんな中、なんとか彼を連れて行く方法はないか、とクダラナイことに思案を凝らしている私がいました。
「俺の高校の仲のよい友人で、もうクルマを持っているハラってヤツがいるんだよ」 なんて話をコダマから聞かされていた私は、はっとひらめきました。その彼 「ハラ君」 の連絡先をなんとか調べて電話をかけちゃおう、と思ったのです。携帯電話なんてナイ時代のハナシ、私は入手した電話番号をじーこじーことまわしました。
「あ、もしもし。はじめまして。俺はコダマの中学校の友達のサイトウっていいます」 「は?なに?だれ?」 「いや、カクカクシカジカでなんとかコダマを怖がらせたいと思っているんだよ」 「わははは。それはおもしろいなぁ」 「いきなり電話して悪かったね。で、やらない?」 「いや、やろうやろう」 「じゃ、明日の夕方○○のゲーセンでコダマと遊んでいるようにするからソコに来てくれる?」 「オーケー。俺はこんなカッコウして行くよ・・・」 「じゃ俺はこんなカッコウでアタマのでかいオトコだから・・・」
と、会ったこともないH君とカタい約束をして翌日を迎え、私とK玉は隣街のゲームセンターで遊んでいました。約束の時間になり私が辺りをうかがっているとなにやらハラ君らしきヒトが入って来ました。コダマに見つけられる前にそっと声をかける私。
「あ、ハラ君?俺サイトウ」 「あ、どーも。コダマは?」 「あそこにいるよ。んで、どーする?」 「じゃ、計画通りやってみよう」 (ここからは三人の会話なので「」の前には名前)
ハラ「あれ、コダマじゃん!何やってるんだよこんなところで」 コダマ「え゛?あハラ!お前こそ何やってるんだよ。お前の家は全然こっちじゃないだろ」 サイトウ「ん?誰?高校の友達?」 K「ああ、こいつがハラ君だよ、んでこれがサイトウ」 ハラ「こんちは。はじめまして(ニヤッとしながら)」 サイトウ「ああ、こっちこそはじめまして(ムフッとしながら)」 ハラ「よかったら一緒に遊ぼうか」 サイトウ「うん、そうだね」 コダマ「遊ぼう遊ぼう」 ハラ「じゃ、とりあえずここ出ようよ」
タッタッタッタ・・・。テクテクテクテクテク・・・。ゲームセンターの扉を開け、外にでる我々。
その時・・・!
今日はここまで。
ぢゃな。