Z604 08月16日
続、夏の怪談。
週末&お盆をはさんでしまいましたね。元気でしたか。私は元気です。実は17日晩に足○アピタの専門店街2Fにあるカフェで、例のヤマダさんと演奏をすることになりました。プチ緊張中です。それはさておき先週の続き↓。
タッタッタッタ・・・。テクテクテクテクテク・・・。
「ガシッ!」 「うわ!なにすんだよ!」
ゲームセンターを出たその時、ハラ君と私は左右からコダマの両脇を抱えて彼の自由を奪いました。
コダマ「は、放せぇぇぇ!」 サイトウ「え〜い、うるさい!」 ハラ「いいから黙って言いうとおりにしろよぉ!」 コダマ「嫌だぁ〜、放せぇ〜」 サイトウ「ハラ君、クルマはどこ?」 ハラ「そこに停まってるよ」 コダマ「うわぁ〜、放してよぉ〜」
ハラ君のクルマの後部座席にコダマを放り込み、私達は前に乗り込みました。
コダマ「おい、ドアが開かないじゃないかぁ〜!」 ハラ「はっはっは。チャイルドロックがかかっているからね」 サイトウ「中から開けられないってことだ」 コダマ「ひぃぃぃぃぃぃ〜!お前らなんなんだよぉ」
クルマが走り出します。
コダマ「どこ行くんだよぉ」 ハラ&サイトウ「ツルカワ団地!」 コダマ「ひぃぃぃぃぃ〜!そこだけはやめてくれぇ〜!」 ハラ&サイトウ「駄目!」 コダマ「やだよぉ〜!降ろせぇ〜!」 ハラ&サイトウ「うるさい!」 コダマ「てゆーか、お前らさっきからどうして声がそろってるんだよぉ」 ハラ「え〜?だって・・・ねぇ・・・」 サイトウ「うん・・・ねぇ・・・」 ハラ「モトモトそういう計画だし・・・」 サイトウ「そう、モトモトね・・・」 コダマ「モトモトってなんだよ、モトモトって・・・。お前ら初対面だろぉ」 サイトウ「あ、そうだった。じゃ、あらためまして。こんにちはサイトウですぅ〜」 ハラ「あ、いやいや、こちらこそ。こんにちは、ハラですぅ〜」 コダマ「うわぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!お前らムカツクぅ〜!助けてぇ〜〜〜〜!」
こんな出会いがあって、その後は私、コダマ、ハラ君の3人で遊ぶことが多くなりました。ワケもなく深夜の丹沢(神奈川県の山岳地帯)方面にドライブに行ったり、ハラ君のおじさんの経営するレンタルビデオ屋で開店準備からのアルバイトをしたり、そのおじさんの持つ那須高原の別荘に遊びに行ったり、あ、野郎3人で裏磐梯のかわいいペンションに泊りに行ったこともありました・・・・・・。
かくして見事コダマ君をゲットした我々は、恐怖の心霊スポット 「ツルカワ団地」 に向かったのでした。陽もとっぷりと沈み、あたりは薄暗くなってきてなかなかにヨイ雰囲気です。
小高い丘の上に普通の団地郡の影が見えてきました。その一角に、目指す廃墟(はいきょ)となった建物がそびえ立っているはずです。そのままクルマを走らせ、団地郡を見上げるようにして角を曲がったその瞬間、我々の視界には日が暮れた空の色そのまんまの、どす黒い色をした建物がどど〜んと入ってきました。まさに廃墟です。
「うわぁっ!」 思わず声をあげる我々・・・・・・そして・・・・・・。
以上、コワイ話はおしまいです。さて、このハナシのどこがコワイかわかりますか?私の意図しているトコロがわかったヒトには、メールでも下さい。正解者には、2学期の昼休みにでもお楽しみをさしあげましょー。
じゃな。