016 05月01日

気付きと挽回。 

 さ、今週も始まっちゃいました。2日間ですが全開でぶん回しましょう。
 数年前に担任した生徒、T君の話をします。1年生の時は私のクラスではありませんでしたが、授業は受け持っていたので良く知っている生徒でした。そして私が2年情報コースの担任になった時、クラスにはT君がいました。
 頭髪やら服装やらで、クラスで一番注意を受けていてそれなりに元気だったT君は、遅刻や欠席が多かったので、今と同じ様に毎朝廊下の窓から正門を眺め、今日はちゃんと登校してくるかなぁ・・・、と毎朝結構ドキドキしていたのを覚えています。
 卒業後は在学中から付き合っていた彼女と一緒に住んだり、卒業時に決まらなかった就職を決めて 「ボンヌC」 という飲料を作ったりと、なにかことある度に連絡をくれたり、ちょこちょこっと会ったりしていました。ここしばらくはそんなことがなく過ごしていたのですが、T君から先日、メールが来ました。かなりなお久しぶりなメールです。
 『お久しぶりです。てゆーか、高校のとき月謝っていくらぐらいだったっけ?』
 今の高校2年生(諸君だな)は40550円ですよ、と返信すると、更にこんなメールが返って来ました。
 『そっかぁ〜。今日家に帰ったらかーちゃんにお礼言わなきゃだ!今になって親の苦労ってのがわかるようになってきました。もっとしっかりやるべきだった(T_T)』
 うわ、すごいですね。んぢゃ高校生の頃と今の自分とを比べて考え方がどう変わりましたか?何か高校生に一言は?と返信すると、更に更にこんなメールが返って来ました。
 『一つ言えるのは、今はただ元気でやっていくことが、いつか親孝行につながる?んじゃないかな〜。俺がその年の頃は考えてはみるものの、やっぱまだ子供だったし、大人になってそのことに気付けばそれでいいと思うし、そこから挽回しても遅くはないと思う。それが恩師に対してもね☆俺は先生のこと大好きだしね☆気持ち悪いか(^O^)』
 私にとってはすごく嬉しいコメントでした。T君、私も大好きですよ(怖・・・?笑)。と、いうワケでT君が 「挽回」 を意識したであろう高校時代、↑の文中で言う 「俺がその年の頃」 考えていたことを紹介しますね。「釘」 の話を読んでの感想です。

 『なんだか感動した。俺はここまで悪いことはしていないけど、バイクに乗ったり、補導されたりしたことは何度かあります。母さんを泣かせたこともあります。自分もその度 「ごめん、もうやんないよ」 とそんな適当な言葉でごまかしてきました。(中学校時代の話)▼今、一番身近なのは電話代です。毎月携帯と家のを合わせて3〜4万円。それで毎月しかられて、もう3年位くりかえしています。反省するのだけどなおせない状態です。▼俺も悪いところを少しずつなおしていきたいと思います。』

 高校時代にこんな意見を書いてくれたT君は、上に紹介した通り立派に素敵に挽回をし、成長をしました。言葉だけではなく、身をもって親の大切さがわかってきたということです。イケてるぜ。諸君もきっとT君のようになるハズだと思っています。頼むぞ。5月の予定は明日載せるかな。
 ぢゃな。 


だいじょうぶ。何とかなるから。根拠はないけど

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