022 05月12日

お馬鹿話スタート。 

 さて、今日から高校総体です。そして週末ということもあり、今年もボチボチ始めようかと思います。何をって?週末のお馬鹿話シリーズです。この 「Positive」 は基本的に諸君の日常に関した内容を載せるのが主なのですが、週末位は関係のないクダラナイハナシでも載せちゃえ、ということを例年やっています。今年もソレのスタートです。でも毎年使い回しなので、去年も1組だった諸君は1回読んでいるモノです。ごめんね。週末はそういったハナシが中心になります・・・。ウチのクラスは進学系なので大学時代のハナシ・・・。
 高校卒業後1年間浪人した私がなんとか潜り込んだ大学で所属したサークルは、JAZZ(ジャズ)研究会というものでした。ま、ムサクルシイ男が寄り集まってバンドを組んで、JAZZなんてー音楽をチミチミとやる所なワケで、当然 「女子大生」 なんてヒト達は入部してきませんでした。先輩に若干の女子部員はいたのですが、それはそれでオイテオイテ・・・・・・、てな感じで過ごしていました。
 ある春、どういうワケか1年生の女子新入部員が4名程入ってきました。実質的な活動の主導権を握っている3年生になっていた我々、いや、少なくとも私のアタマの中は一瞬にしてお花畑状態になりました。もちろんヒラヒラとモンシロチョウも飛んでいます。
 急きょ、それまで一度もやったことのない 「春合宿」 なんてものを企画しました。ムサクルシイ男連中だけの 「夏合宿」 しかやったことがない私達は、夏まで待てなかったのです。「早くみんなでお泊りチマチョー!」 てな感じです。
 勢いに乗って、「春合宿」 「夏合宿」 と立て続けに盛り上がってしまった我々は、9月に入っても大学が夏休みなのをイイコトに、「秋合宿」 なるものを企画しました。「合宿」 なんて呼んでいますが、しっかりと楽器や機材を持っていって練習するのは夏だけです。春も秋も内容は観光と飲み会を兼ねた、ばかちん大学生のプチ旅行です。「音楽サークルだ」 という方向性を、ほぼ見失っています。
 友F 「おい、秋合宿はどこ行く?」  私 「春が伊豆だったろ、夏が富士五湖方面でしょ・・・。うーん・・・」  友F「やっぱ山だ、山!」  私「じゃ、長野方面はどうだ」  友F 「おし、決定。じゃ泊まるところ確保しないと」  私「面倒だなぁ」  友F「確かに面倒だな。要は飲めればいいんだよな」  私「そうそう」  友F「『るるぶ』とか買ってくるか?」  私 「面倒だなぁ」  友F「とりあえず行っちゃうか」  私「え゛?。でもそれも面白そうだ」  友F「でもみんな来ないかもしれないな」  私「泊まるところは決まっていることにしちゃえ」  友F「だーっはっはは!」  私「テキトーに名前決めちゃえ」  友F 「じゃ、民宿ヨシムラで・・・」  私「だーっはっはっは!」
 かくして、後輩達を引き連れた我々は、泊まる先も決まっていないまま、とりあえず長野方面に車を走らせました。
 後輩 「どこ泊まるんですか」  私 「ん?民宿ヨシムラ」  後輩 「へー、どんなとこですか」  私「うん、いいとこ。ヨシムラのおばちゃんがいい人でさ、みんなによろしくっていってたよぉ」  後輩「へー、じゃー楽しみですね」  私 「今年もおばちゃん待ってるんだろうなぁ・・・」  後輩「わぁ、楽しみぃ。私達もおばちゃんに会いたいなぁ・・・」  私 「・・・・・・」
 実際に存在しない 「民宿ヨシムラ」 を思いつきででっちあげた我々ばかちん大学生は、宿泊場所も決まってないのに、白樺多き長野への県境を越えたのでした。
 来週末に続く。
 良い週末を。
 ぢゃな。 


問題を解決したかったら誰かに話せ。話す相手は犬でもいい

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