023 05月15日

北原流。 

 さ、今週も始まっちゃいました。
 人生120年だと思っている私は人生40年を過ぎたばかり、まだ3分の1を終えたばかりです。そんなワケで、「まだまだ40歳。人生はこれからだぜー」 なんて、のんびりと過ごしていたのですが、先日の北原さんの講演会を聴いて、のんびりしちゃいられないかも、と思い始めました。ターボブーストがかかったってコトです。言い換えると、加速しなくちゃいけないと思い始めてしまったということです。「まだまだこれから」 の部分にさっさと取り掛からなくては、と思ったのです。
 それはさておき、その北原さんが約20年前に、横浜港の近くに最初の博物館をオープンさせた時、私は同じ横浜市ですが港からは遠い場所に住む大学生でした。高校時代からお付き合いをさせてもらっていた彼女と、港の近い横浜にデートに行った時に、北原さんが最初にオープンさせた博物館を発見した時のことを今でも覚えています。
 関内(かんない)という駅で降りて、山下公園(=横浜港)にいつも係留されている氷川丸という客船の中を見学しました。その後山下公園を散策して、隣の駅の石川町まで歩き、商店街をウィンドーショッピングをした後、外人墓地等がある商店街の裏山へ登りました。そうしたら、その北原さんが最初にオープンさせた博物館があったのです。「入ってみよう、入ってみよう・・・」 と、ワクワクしながら入ったのを、今でも覚えているということです。
 元々おもちゃ好き、そして不要なモノを捨てられないヒトだった私は、そこに展示されていた北原さんのコレクションには、かなりな反応をしめしました。「うわー、昔ウチにあったようなおもちゃが、こうしてコレクションされちゃうんだ・・・。捨てないで取っておけばよかったなぁ・・・」 なんていうことを考えていましたっけ。先日、そんな北原さんを非常に良く知っている方とお話をすることができました。講演会では触れられなかった北原さんのいろいろなことを教えてくれました。いわゆる北原イズムってものでしょうか。
 先日のホームルームでも話をしましたが、仕入れや流通のノウハウなどを何も知らずに、博物館で最初に作って売ったポロシャツのこと。海の上に建つ白亜(はくあ)の豪邸の手入れには以外に費用がかかること。人生はまだまだこれから、60歳からがスタートだと思って日夜行動をしていること。人生のパートナー(私にたとえればおねーちゃんだな)に接する時に心がけなければいけないこと。日本が戦争をしていた頃の特攻隊員(ほぼ諸君と同じ歳)のこと。親孝行をしなければいけないこと。人は優しくなくてはいけないということ・・・。
 数えあげればキリがありません。大切だと感じたことに関しては、今後もこの学級通信を通して諸君に伝えていこうかと思っています。どうか宜しくです。
 ぢゃな。 


問題と人格は別

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