030 05月24日

真剣とは。 

 さて、試験2日目となりました。昨日の1日目は順調にこなせましたか。そんな昨日の夜、試験勉強をしていたであろう諸君がいたと思うのですが、やっぱり私は、「学校へ行こう」 を観てしまっていました。ごめんね。
 しっかり学べた諸君は昨日を上回るようにGO!です。しっかり学べなかった諸君は、以前にも紹介させていただいた、松下幸之助さんが遺(のこ)された文章↓を読んで、この先をしっかりと過ごせるようにしてください。

 『真剣勝負』
 剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀(しない)で試合をしている間は、いくら真剣にやっているようでも、まだまだ心にスキがある。打たれても死なないし、血も出ないからである。しかしこれが木刀で試合するとなれば、いささか緊張せざるを得ない。打たれれば気絶もするし、ケガもする。死ぬこともある。まして真剣勝負ともなれば、一閃(いっせん=目を射るようにぴかりと光ること)が直(ただ)ちに生命(いのち)にかかわる。勝つこともあれば、また負けることもあるなどと呑気(のんき)なことをいっていられない。勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。真剣になるとはこんな姿をいうのである。
 人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。もちろん窮屈(きゅうくつ)になる必要はすこしもない。しかし、長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。これは失敗したときの慰(なぐさ)めのことばで、はじめからこんな気がまえでいいわけがない。真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生はきまる。
 大切な一生である。尊(とうと)い人生である。今からでも決しておそくはない。お互いに心を新たにして、真剣勝負のつもりで、日々にのぞみたいものである。

 実は初めてこの文章を読んだ時、私は今までなんて格好の悪い人生を過ごしてきてしまったのだろう、と思わず反省をしてしまいました。だってそーでしょ、一度きりの人生ですもの、常に真剣であるべきなのですから・・・。「いーや、テキトーで・・・」 という考え方でスルーしてしまったことが何度あったことか。あー、マジ恥ずかしいったらありゃしない。諸君も常に真剣勝負で行きましょうよ。
 試験2日目、もっと緊張しろ!
 ぢゃな。 


あれっ?富士山に登ったつもりだったのに筑波山だった。そうか!ぼくが登りたかったのは筑波山だったんだ!

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