054 06月27日

見直せ。 

 楽しみにしていた映画がやっと公開されたので、仲の良い友達or仲の良い異性と、わくわくするよね」 なんて話をしながら観にいきました。ラッキーなことに、座ったシートは客席中央あたり、サラウンドシステムの音響バッチリのシートです。そんな中、さっき買ってきたLサイズのコーラをすすり、同じくLサイズのポップコーンをほおばりながら上映を待っていると、斜め後ろから、「わくわくするよなー、早く始まらないかなー」 「そーだよねー」 という声が聞こえて来ました。
 『お、自分達と同じ考えのヒトもいるんだ』 なんて思っていると場内が暗くなり、次回上映作などの予告編が始まりました。更にわくわく感が上がる中、コーラすりすり、ポップコーンぱふぱふしながら、あ、これも観たいなぁ、なんて思い予告編を観ていると、さっきの斜め後ろの彼らの方から、「これは面白くなさそうだな」 とか 「そーいえば昨日さぁ・・・」 とかブツブツと話し声が聞こえてきます。『うるせーなぁ、もう映画始まっているようなモノだぞ。ま、本編が始まったら静かになるだろう』 と思いつつ、再びコーラすりすりポップコーンぱふぱふしていると、いよいよ本編が始まりました。わくわく感は最高潮です。わーい。
 と・こ・ろ・が・・・・・・。斜め後ろの奴らは、「主役の○○はあーだの、アクションシーンの撮影はこーだの」 と、まーだ話をしています。聞きたくないけれども、耳から話声が入ってきます。『うっせーなぁ』 という気持ちをおさえるために、再再度コーラすりすりポップコーンパフパフしながら気持ちを落ち着かせ、画面に集中します。
 アクションシーンなど、ガツーンとかドカーンとかといった感じで、音響のボリュームが大きくなる時はわからないのですが、ちょいとシリアスなシーンになると、斜め後ろの馬鹿野郎達の話し声がまた聞こえて来ました。雑誌のレビューでも読んだのでしょうか、その内容は自分が知らないこの映画のどんでん返しのことでした。『なんだよ、自分が知らない情報を教えるんじゃねーよ、テメーらいい加減にしろよな』 『とにかくテメーらうるせーよ、映画に集中できねーじゃねーかよ。少しは黙っていることできねーのかよ』 という思いのまま、集中したかったのに集中できなかったまま、なんだかんだと映画は終ってしまいました。
 これってどーでしょう。というワケで↓にちょいと紹介したい文章があります。

 「今日はいつもより授業中のおしゃべりが多かったように思う。自分も集中していたとは言い難いが、周りに迷惑をかけるのはどうかと思う。同じ授業料を払っているのに損していると思う。思うばっかり」

 私がほぼいなかった先週の月曜日に紹介されたかもしれませんが↑は、とあるクラスのとある日、とある日直さんが書いてくれた感想です。授業がかったるいと思っているヒトもいるかもしれませんが、高校生の本分には、授業をしっかりと受けて、知識を付けるということがあります。授業を集中して受けたいと思っているヒトだってたくさんいるのです。てか、それが普通です。
 映画館と同じになってねーか。自分を見直してください。
 加害者になるんじゃねーぞ。
 ぢゃな。 


痛いのとか、苦しいのとか、やっぱりいやだよ。いやだと思うのは自由だよ

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