061 07月06日

遅刻は。 

 はい木曜日。
 試験は最終日です。昨日の学年全体での遅刻者数はなんと17名でした。試験中だというのに、ありえない数字です。昨日遅刻をしてしまったヒトがどうのこうの、というハナシではありません。誰にでも可能性があることなので、昨日の出来事を良い機会にして、「遅刻」 ということについて考えてみましょう。遅刻はイケナイなんていうハナシをよく聞きます。何故いけないのでしょう。答は簡単かつ当たり前です。遅刻は信頼関係を失うからイケナイのです。
 諸君はまだ学生です。我々社会人と比べれば、遅刻というものの認識や、守らなければならないといった意識の深さはまだ浅いかと思います。信頼関係以外に失うものがあまりないからです。社会人になると、遅刻をした時に、信頼関係以外に失うものが増えていきます。具体的になんだ、というものを書き並べるとキリがないのですが、そのひとつに 「給料」 というものも間違いなく入っています。
 いつの何時に何処どこで、といった約束をしたにもかかわらず、遅刻をしてその約束を果たせなかったといったことがあったとします。一生のウチでほんの数回ならいざ知らず、数10年(私の場合は120年だな)といった一生のウチのたった3年間という高校生活の中で何度も何度もそれを繰り返しているヒトがいたとしたら・・・・・・。そのヒトに対する周りのヒトからの信頼感は全くなくなりますよね。
 だからこそ高校というものは、社会に出た時に遅刻をしないように、という意識を育てていき、そういう人間を作っていく場所だ、という所だと思って欲しいのです。てか、そういう場所なのです。だからこそ遅刻に対して口うるさく注意をするのだと思ってください。
 こういったハナシをすると必ずと言っていいほど、「俺(私)は、遅刻しないなんて約束なんてしていないもんね」 なんていうヒト達が出てきます。あのね、そんなハナシは通用しません。本校に入学したその日から、「毎日遅刻や欠席をしないで登校します」 という無言の約束を学校と交わしているのが諸君なのです。それと同時に、我々学校側も、「御子様を預かる以上は、社会に出てしっかりと役に立つニンゲンに育てあげます」、という無言の約束をしているのです。
 思わず遅刻をしてしまうヒト、なんだかわからないけど遅刻が多いヒト、それぞれ理由はいろいろだとは思いますが、遅刻をした分自分を低めていることには間違いありません。残りわずかな1学期、自分を低めてどーするんだつーの。
 高める諸君を期待します。
 ちょっと早いし短いけど・・・・・・、おしまい。
 試験最終日。もっともっともっと本気でやる。・
 ぢゃな。 


揺れていなさい

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