099 10月04日

テメーのコトはテメーで。 

 さ、気がつけば週の真ん中水曜日です。早いモノです。今週末には体育祭が予定されていますが、その後には中間試験が待っています。今日はそんなオハナシで・・・。
 さて、各教科の成績は10〜1までの10段階でつけられます。その時に3〜1の成績がついてしまった教科は、所謂(いわゆる) 「赤点」 と呼ばれる単位不認定教科です。もし、そんなモノが諸君の通知表についてしまっていたら、終業式の日は保護者の方に学校にきていただかなくてはならなくなります。
 今は2学期の半分、↑にも書きましたが中間試験の段階です。実はこの中間試験でしくじると、「このままのペースや姿勢で取り組んでいると、2学期の成績表でも不認定がつきますよ、その先の3学期の成績に関しても、学校として進級の保証ができなくなってしまいます。どうか後期は頑張ってくださいね」 ということを正式に伝えなくはならなくなってしまいます。これって良くないですよね。
 実は私はやりたい放題し放題で、さんざんな高校生活を送って来ました。こんな職に就いてしまったため、闇に葬(ほうむ)り去らなければならなくなった過去もあった気がします。いや、あくまでも気がするだけですが・・・・・・。それでも学校に親を呼ばれたことは一度もありませんでした。
 普段、「自分はもう何でも出来るんだ、何も構って欲しくないし、放っておいて欲しいんだよ」 なんてスタンスで、ほとんど親と接触せずに過ごしていました。そうは言っても食事や洗濯は親の世話になていました。親と顔を合わせないのに、黙って弁当を用意してくれたり、きちんとたたまれたパンツを部屋に置かれちゃたり・・・。コレってカッコワルイですよね。それなのに学校に親が呼ばれちゃったりしたら、更にカッコワルイの極致です。もしそんなことをされたら、地平線のハテまで行って穴掘ってもぐっても、まだ足りないくらい恥ずかしいと思っていました。
 私はそんな高校生活を過ごしたくなかったのです。要は、「やるべきことはしっかりやって、親にコレ以上の迷惑はかけないようにする」、という意識で過ごしていたのです。ちょっと言いすぎかもしれませんが・・・。
 諸君に対して、毎日の終礼時や日直の板書の中に 「軽率な行動をしない」 という言葉があります。服装をしっかり・・・、頭髪をしっかり・・・、提出物をしっかり・・・、等など、細かいコトも板書したりしますが、実は上記の言葉の中に、それらの全てが集約されているのでした。
 まだまだ未成年、学費だってほとんどの諸君は親に出してもらっているはずです。なにかあったら親に迷惑がいってしまうのが当然な諸君は、これ以上カッコワルくなってはいけないと思います。
 毎日諸君が目にしているので、軽く読み流してしまいがちな終礼時の黒板に書かれた、「軽率な行動はしない」 という言葉、←コレってメチャ大切なことなのです。
 諸君はきっと25年前の高校時代の私よりもカッコよくなれるはずです。カッコわるくならないようにしなきゃいかんよ。
 自立しようぜ。
 ぢゃな。 


東に向かって歩いて行って、そこで風をつかまえる。次に西に向かって歩いて行って、風をつかまえる。次に南に向かって歩いて行って、風をつかまえる。次に北に向かって歩いて行って、風をつかまえる。そして家に帰って風を待つ

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