106 10月16日

真面目に考えよう。 

 はい、今週も始まっちゃいました。ここ最近小学生や中学生の自殺が相次いでいます。悲しいことです。そういう悲しいことが起こる度に、我々学校職員の言動や、諸君を始めとする生徒達への接し方、そして諸君達生徒同士の友人関係が問われています。今日はそんなコトを考えてもらいたいと思います。
 先日、北海道で小学6年生の女子生徒がいじめを苦に自殺をしてしまったという事件がありました。そしてその遺書の一部が公開されました。

『この手紙をひっぱりだ読んでいるということは私が死んだということでしょう。私は、この学校や生とのことがとてもいやになりました。それは、3年生のころからです。なぜか私の周りだけ人がいないんです。5年生になって人から 「キモイ」 と言われてとてもつらくなりました。▼6年生になって私がチクリだったのか差別されるようになりました。それがだんだんエスカレートしました。一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たいような気がしました。何度か自殺も考えました。▼でもこわくてできませんでした。▼でも私はけっしんしました。(以下略)』

 小学校6年生といえば12歳、諸君よりも5歳年下です。その小さな胸の内(うち)で悩んで悩んで悩みぬいて、その上での決心だったのでしょう。もちろん会ったことも話をしたこともありませんが、彼女のその胸の内や悩んでいる姿を想像すると涙さえでてきます。小学校6年生です、死を決断する(死の決断に年齢は無いけどさ)には早すぎます。私自身小学校6年生といえば、人生これから楽しいことばっかりなんだろうなと、真っ盛りな歳でした。
 彼女のようなヒトを出してしまわぬように、ここで諸君ももう一度身の回りのチェックをしてみてください。何気ないヒトコトや行動で、誰かを傷つけていませんか?何気ないヒトコトや行動で、誰かを笑いや話題の対象にしていませんか?ここ最近の自分自身の発言や行動を、もう一度振り返ってみてください。
 ここ最近教室で過ごしている中で、クラス内外問わずに、特定のヒトをはやし立てるような行動や言動ののようなモノを目にしたり耳にしたりすることが多くなったような気がします。←気がするのが気のせいで済むのなら良いのですが、そうではない可能性もあるかもしれないので、上に書いたとおり、諸君も今一度振り返ってみてくださいな。
 ぢゃな。 


自分なりにやるだけやって、それでもどうしようもなくて、いっぱいいっぱいになってしもたんやったら、帰ってきたらええ。そんときはみんなで 「お疲れさん」 て拍手したるから

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