137 11月30日

電車男。 

 ここ最近は週末になると電車で出勤し、1時間程度走って退勤する・・・、なんてことをしているのですが、なんとも良いものですね。何がって・・・、電車です。思い起こせばそのムカシ、私は鉄道少年でした。そんな私はネクラ(死語か)ですか・・・・・・。
 始まりは 「プ○レール」 でした。諸君の世代でも遊びましたかね?プラスチック製の青い線路(といっても溝)の上を、電池を入れた電車がぶい〜んと走って行くおもちゃです。もう見るからにおもちゃなのですが、線路を自由につないだり、怪獣の人形を登場させてどどーん!と破壊したりして遊ぶのが面白かった記憶があります。
 小学校も高学年になると、兄の影響もあって 「Nゲージ」 という鉄道模型に手を出し始めました。コレはプ○レールなんかとは大違いで、小さいながらも実物同様、精巧精密に出来ているモノです。幅9ミリ(ナイン=N)の金属製のレールに電気を流し、それを電源としてモーターを積んだ列車が走っていきます。
 その後中学に入学し、「鉄道模型部」 なんてものに入ってしまい、タタミ一畳大のベニヤ板にレールを打ちつけ、粘土やらナニやらで山やトンネルや池を作って・・・・・・、なんてことをやっていました。活動場所が木造校舎の奥の薄暗い理科室だったせいでしょうか、普段の活動は実験道具を使って遊んでいるだけだった気がします。背後から注射針でナニ気なくプスーッっと刺したり、実験机にスポイトでアルコールをピュピューっと飛ばして火をつけたり・・・・・・。危ねーったらありゃしません。
 半日で学校が終わる土曜日や休みの日なんかは、首からカメラ提(さ)げてあっちこっち行き、電車の写真を撮っていました。住んでいる街の駅から渋谷まで、直通の地下鉄が開通した時は、全駅で降りて写真を撮った記憶があります。そんでもって撮った写真の見せ合いっこをして、交換したり買ってもらったりしてました。うう、マニア・・・。
 電車に乗ったら当然のごとく、運転手のウシロが自分の指定席みたいなモノでした。誰かが先に立っていると、ジワジワとすり寄って、電車の揺れと同時にナニ気なく横取りします。今の私からは考えられない行動です。う〜ん、正(まさ)に鉄道員(ぽっぽや)。
 そんな私も、数駅離れた高校に通う頃になると、電車に乗ってもナニも感じなくなっていました。いつの間にやらそういった趣味はどこへやら、自転車に夢中になったりクルマに夢中になったり音楽に夢中になったり異性に夢中に・・・・・・、ま、そんな感じで興味が他に移っていったせいなのでしょう。
 んで、ハナシが元に戻ります。いいオヤジになっちゃった現在、たったふた駅ですが電車に乗りながらふとそんなコト↑を思い出してしまうのでした。
 自家用車に乗って通勤することは、一見時間を自由に使えるような気もしますが、逆に時間に追われるような面もあります。そんな中、電車を使うことによって、逆にゆとりが生まれるような気がします。ん?でも諸君の多くは、ほぼ毎日電車に乗って生活しているのでわっからねぇかなぁ。
 年とりゃーわかります。きっとね。今週はこんなハナシばかりで申しわけありません。
 ぢゃな。 


あんたの顔見るとホッとするわ。忘れんと来てや

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