146 12月14日

一生モノ。 

 ジョン・レノンの命日でもあった先週8日、諸君にラジオを聴いてみてくださいな、なんてハナシをしました。ここ数年自宅で私が仕事&呑み部屋にしているこの部屋は、置いてあるオーディオで音楽を聴くコトはできますが、ラジオを聴くコトができません。それなので、先日のような日には、仕舞い込んでいたラジオの登場となるのです。
 かなりなその昔、私はラジオ小僧でした。小学校も高学年になった頃、早く寝なさいと言う母の言葉を受け入れて布団には入るのですが、まだ眠くもないので、イヤフォンをつないだラジオを聴き、深夜放送などを楽しみ始めた私がいました。諸君なんかの世代だと、携帯電話をいじくりながら・・・、って感じでしょうか。ま、時代が時代でしたから、ラジオは大事な情報源や話題源だったのです。
 その頃、カッコいいラジオが欲しくて、父にねだったことがありました。ラジオにカッコいいとかカッコ悪いとかあるのかよ、と思うかもしれませんが、コレがあるのです。メーカーから始まって、受信できる電波(FMやAMそして短波「←解るかなぁ・・・」)とか、デザインや機能がどうだ・・・、といったことにこだわってしまっていたのでした。
 その時に買ってもらったラジオは、小学校6年生の時と中学校3年生の時の修学旅行に持って行ったような記憶があります。「うわ、たっくん、このラジオかっこいいなぁ・・・」 なんてコトを言われてハナ高々だった私でしたっけ。うーん、嫌な子供だ・・・。もう30年弱も昔のハナシです。あ、しかも諸君は生まれていないぢゃないか!
 実は先日、私の横で鳴っていたラジオはその時のラジオなのでした。よくよく考えると、自転車とか楽器とか、そういったモノを含めて、このラジオは一番長い付き合いの身の回りグッズのような気がします。いや、気がするだけではないようです。更によくよく考えてみても、確実にそうみたいです。
 そんなラジオは、去年のその日から1年間使っていませんでしたから、電池を交換しました。まだまだ元気良く鳴ってくれます。小型のラジオなのですが、タイマー機能が付いているので、電源切ったり入れたりと、その昔は重宝したのでした。んで、ナニが言いたいか・・・・・・。今日はそのコトがうまくまとまっていないので、ちょっと強引にまとめてみたいと思います。
 ここ数年、私が洋服や靴やその他を購入する時のポイントは、「一生モノ」 になるかどうかでした。どうしても履(は)きたいけれども、「うわ、高いなーっ」 てなブーツがあれば、「ええーい!死ぬまで履いてやるぅー!だから買っちゃうぞぉー!」 てなモードで買っていました。そして重宝(ちょうほう=大事にする)している私がいます。
 当時はそんなコトを意識しませんでしたが、このラジオも結果的には、「一生モノ」 の仲間入りを果たしているような気がします。てか30年も一緒に居れば仲間入りでしょう。ですから諸君にもナニかモノを購入する時はよーく考えて、「一生モノ」 になるようなモノをお勧めしたいな、と思いました。さすがに携帯電話は30年間使えるような機種に・・・・・・、なんてワケにいかないと思いますが・・・。
 先日もおねーちゃんの店で、一生モノとなるブルゾンを買っちゃいました。あったかいんだな、これが・・・。
 ぢゃな。 


そのまんまでええやん

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