150 12月20日

のろ注意。 

 はい水曜日。実は昨日の放課後、我々職員に対する講習会がありました。諸君にとっても大事な内容だったので、今日はそのオハナシです。ここ最近猛威をふるっている冬場の食中毒の立役者、「ノロ」 さんについて学んできました。以下↓学んだことを書いておきます。

 ノロウィルスは以前から存在していたと考えられますが、ウィルスの性質が明らかになったのはここ最近のことで、平成9年に新たに食中毒の原因物質に考えられるようになりました。
 ノロウィルスは食品内で増殖しないで、人の腸内で増殖します。ですから、人の糞便などに含まれたウィルスが川や海に流れ出て、カキなどの2枚貝の中に蓄積し、それらの食品を生あるいは十分に加熱しないで食べた場合に感染すると考えられています。ごく少量のウィルスで感染するため、ウィルスに汚染された人の手や水などを介して感染が起こります。それなので、今までに水や氷、果物、刺身やサラダなどの加熱されていないさまざまな食品での感染が報告されています。
 感染すると1〜2日後に激しい吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、発熱が生じます。風邪に似た症状もあります。後遺症はありませんが、ひどい下痢が続いた場合は入院や点滴などの処置が必要になります。現在、ノロウィルスに効果のある抗ウィルス薬はありません。そのため症状がひどい時は輸液を行なうなどの対処療法が行なわれています。症状が軽い時でも、水分補給には気をつけた方が良いみたいです。

 さあ、そんなノロウィルスに感染しないためにはどーすりゃいいんだ・・・、ってなハナシですよね。まずは手の洗い方がありました。

 1 指輪、時計などを外します
 2 流水で汚れを洗い落とします
 3 せっけんを十分泡立て、ブラシなどを使って30秒以上洗浄します
 4 温水で10秒以上洗い流します(3〜4は数回行なうと効果あり)
 5 ペーパータオルなどでふき、乾燥させます

 その他、家庭でも気をつけることがあります。オウチのヒトにも教えてあげてください。

 1 手はこまめに洗う(上記の通りだね)
 2 調理器具を分ける、十分に洗浄する
 3 生ものの取り扱いは慎重にする
 4 フキンは十分に消毒を

 そんなワケで気をつけましょう。
 ぢゃな。 


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