152 12月22日

152日終了。 

 さて、終業式。今日で2006年最後の登校になります。そんでもって2日後はイブなので、私なりのクリスマス話でも紹介します。
 大学浪人をした時から大学を留年してしまった時までの6年間は、塾講師のバイトをしていました。冬休み時期は冬季講習会で、朝から夕方までみっちりバイトです。そんな中、毎年クリスマスムードが近づくと 「斎藤くーん、今年もお願いしていい?」 と、塾の隣のおもちゃ屋から、臨時のバイト依頼が入ります。塾長の兄が経営しているということもあり、断れずに引き受けている私がいました。ま、当時お付き合いしていた彼女が販売業(サ○リオ)だったので、24、25日なんかに会う暇はありません。そんなこともあり引き受けていました。
 塾のバイトが終わった夕方、真っ赤なサンタクロースの衣裳に着替え、真っ白なクチヒゲアゴヒゲを付けて、帽子をかぶります。車一杯におもちゃを積み込み、何十件もの場所をしるした地図を持って出発です。
 『ピンポーン』 「はーい、どちらさんですか」 「サンタクロースでーす」 「は?」 「あ、おもちゃの○○です」 「あ、あぁあぁ。△△ちゃーん、たいへんよー!サンタさんがきたわよぉ〜!」 『ドタドタドタドタ・・・』 「わぁ、しゃんたしゃんだ、しゃんたしゃんだ!」 「は〜い、こんにちは。いい子にしていたか〜い?ほ〜ら、プレゼントだよぉ〜」 「わぁ〜い!」 
 どこの家庭に行ってもほぼ↑このような感じで、子供のゴキゲンを取ってからプレゼントを渡すのです。「お願いしまぁす・・・」 と、子供を抱き上げて写真を撮られることもありました。そういやサンタ登場時間を指定された家もありました。こんなふうに毎年24日と25日の夜は、世のため子どものためにシアワセを運んでいた学生斎藤でした。
 今でこそ宅配ピザ屋とかその他モロモロの業者が着てくれるおかげで、サンタクロースの格好はあまり目立たなくなりましたが、当時は目立つったらありゃしません。オマケに私の車は真っ赤なライトバンだったので更に目立つこと間違いなしです。信号待ちでは必ずと言ってよいほどユビ指さされて笑われていました。結構恥ずかしかったのですが、そのうちに快感に・・・。
 そんなこんなで夜中の12時近くに家に帰りつきます。ひとっ風呂浴びた後、缶ビール片手に薄明かりの中で、バイト代と一緒にもらったクリスマスケーキをひとり寂しく食べていました。それでも妙な充実感があったのを覚えています。サンタの素質アリな私。
 3年前、横浜方面に行く機会があったので懐かしさもあり、その塾とおもちゃ屋の前を車で通りました。時代の流れのせいでしょうか、残念なことにおもちゃ屋は無くなっていました。私のやっていたバイトを引き継いでいるヒトはいないようです。なんだかさみしいな・・・。
 ちなみに今年のイブは出張、夜はひとりで過ごします。おねーちゃんは仕事だしね。
 3学期始業式は1月は9日(火)です。印鑑&ひと言コメントを書いてもらった通知表、体育着や上履き類を忘れずに。入学試験係補助員の人達、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 よいお年を。
 ぢゃな。 


負けたらアカン。あきらめたらアカン。自分で自分をあきらめるやつは、いっちゃんアホや!

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