155 01月11日

あこがれ。 

 さて、12日、13日と入学試験があります。ウチのクラスからも、4人の諸君に連休を返上(へんじょう)してもらい、入学試験のお手伝いをお願いすることになりました。本当にありがとうございます。
 去年の11月末頃の 「Positive」 に、その昔私がお受験ちゃまちゃまだった・・・、という話を書いたのを覚えていますか。自分のアタマの程度をよくわきまえないで、私立の中学校を受験していた・・・という話です。実はその受験の時に強く感じたことがありました。
 シーンと静まり返る教室の中、試験問題を配ってくれたオニイサンを見て、「ああ、カッコイイなぁ、俺もここに入学してあのオニイサンみたいになるんだ!」 と、素(す)であこがれていました。ピシッと着こなした制服、ちょと大人びた髪型、試験監督の先生との小声での会話・・・・・・。全ての姿や仕草が、私の目には素敵にカッコよく映りました。だって私の髪型は、後ろ刈り上げ前髪眉前(まゆぜん)のタラちゃんカットでしたから・・・。そして再び 「絶対合格してやるー!」 と強く念じたのを覚えています。結局そこの生徒にはなれませんでしたけどもね・・・・・・。
 よく、「諸君はウチの学校のカオなんですからね」 なんていう言葉を聞きますよね。この言葉ってまんざらではありません。ちゃまちゃまな私でさえこんなこと↑を感じることが出来たのですから、受験生だけではなく、諸君を取り巻くあらゆるヒト達が感じていてもおかしくないことだと思います。
 今回、入試の手伝いをお願いさせてもらったヒトだけではなく、他のヒトも含めて、諸君には、「ここに入りたい!」 と中学生が思うような、いけてるオニイサンやオネエサンになってもらいたいものです。
 そういえば、タラちゃんカットから3年後、東京の共学私立高校を受験した私は、受験校でちょっとスケバン(わかるかな?)風なオネエサンを見かけました。再び、「おおおっ、俺は絶対ここに合格して、ああいうオネエサンと付き合うんだ!」 と、再び素であこがれ、ちょっと色気づいた私がいました。やはりそこの生徒にはなれませんでしたけども・・・・・・、勉強って大事だね。
 あ、もうひとつ思い出したことがあります。床屋での会話。
 「いらっしゃいませ、今日はどうしますか?」 「あ、受験なんでさっぱりとしたいんです」 「はい、わかりました。チョッキンチョッキン・・・、で、どこの大学受けるんですか?」 「・・・・・・?こ、高校受けるんです・・・」 「・・・すみません(ふ、ふけた中学生だな・・・)」 「ははは・・・・・・(ちっ、フケ顔で悪かったな・・・)」 「ははははは・・・・・・」 「ははははは・・・・・・はぁ・・・」
 木曜だけれども・・・、お馬鹿話でもなかったけれども・・・。
 よい週末を。
 ぢゃな。 


なにをそんなに迷ってるん?両方やってみたらいいやん

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