165 01月26日

五省。 

 ここ最近、各所でチラチラと取りあげられることが多くなった、「五省(ごせい)」 というものを諸君は知っていますか。昭和の始めごろ、旧大日本帝国海軍の将校養成機関だった海軍兵学校(現在は海上自衛隊幹部候補生学校)において、生徒がその日の行いを反省するために、自らへ発していた5つの問いかけのことを五省といいます。

一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか   
一、言行に恥づる勿かりしか
一、気力に欠くる勿かりしか   
一、努力に憾(うら)み勿かりしか
一、不精に亘(わた)る勿かりしか   

 文語調の↑この言い回しのままでは、何が何だかわからない部分も多いと思うので、現代語に↓訳します。

一、真心に反することはなかったか
一、言葉と行いに恥ずかしいところはなかったか
一、気力に欠いてはいなかったか
一、努力不足ではなかったか
一、不精になってはいなかったか

 先にも書きましたが、これはその日の行いを反省するために、自らに発していた5つの問いかけです。一日を過ごし終わった後に、この5つの問いかけで一日の自分を振り返る・・・。実に意味のある行為であり、人格向上につながる行為だと思いませんか。
 実はワールドベースボールクラシックを制した、ソフトバンクの王監督もこの五省を毎日やっているそうです。野球人として生涯にわたって人格向上のために、日々上記の項目で反省されているからこそ、結果につながったのでしょう。
 さ、やってみますか。
 ぢゃな。 


その熱い気持ち、ふさぎっぱなしやと石炭になってしまうねんで

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