166 01月27日

意地っ張り。 

 はい土曜日ですが学校です。来週水曜日の入試休みの代わりということで、今日は授業です。けれども週末なのでプチお馬鹿話にします。
 大学5年生の時、同じ部活の後輩に、Yというヒトがいました。
 Yは1年生なので、学年も年も離れているのですが、どういうワケかウマが合ったので、2人だけで飲むことが多くありました。けれどもね、Yと2人で飲む時には相当な覚悟が必要になるのです。
 ・・・・・・Yのアパート近くの居酒屋で歓談中・・・・・・
 「いや〜、飲んだねぇ」 「え、タクさんもう飲めないんですかぁ?」 「ん?飲んだねぇ、って言っただけじゃん。お前こそもう飲めないんじゃないのぉ?」 「の、飲めますよぉ」 「じゃーもう一本注文しようじゃないか」 「いきましょいきましょ」
 ・・・・・・酒を追加してしばし歓談中・・・・・・
 「よし、そろそろ行くか」 「え、行くってどこ行くんですか?まさかもう・・・」 「ん?行くって、次の店のことに決まってんじゃん」 「そうですよね、そう思いました。この時間ならラーメン屋でまだ飲めますよ」 「おう、ちょうど餃子で一杯やりたいな、思っていたんだよ。ちょうど良かった」 「え?ラーメンは食べないんですか?」 「し、しめくくりに食べるよぉ」 「そうですよね、いきましょいきましょ」
 ・・・・・・酒と餃子にラーメン食ってしばし歓談中・・・・・・
 「ふぅ〜、飲んで食ったねぇ、」 「・・・・・・・・・・・・っはっ?」 「寝てたでしょ」 「い、いや、寝てないですよ。目を細めて物思いにふけってたんです」 「ふ、ふ〜ん・・・。じゃ、次どうしようか・・・ゲプ・・・」 「あれ、今げっぷしませんでしたか?」 「いや、気のせい気のせい。あ、もうこんな時間だ。もうどこもやってないんじゃないか?」 「いや、朝4時までやってる長崎ちゃんぽん屋がありま・・・す・・・グプ・・・」 「ん?何か言った?あれ、もう帰ってあげようか?」 「あげようか?じゃないですよ。それは僕のセリフです」 「そう来たか。お、俺は皿うどんが食いたかったんだよ・・・パリパリしててツマミに最適だしね」 「じゃ、いきましょいきましょ」
 ・・・・・・酒と皿うどんに餃子にちゃんぽん食ってしばし歓談中・・・・・・
 「よし、どうする?」 「どうするって?」 「ほら、もうこんな時間だからそろそろ・・・だろ?」 「いや、この先に24時間のファミレスがありますよ。そこなら・・・」 「わかった、今日は俺の負けだ。帰ろう・・・ウッ、ププ・・・」 「タクさんも寄る年波には勝てないんだから。年甲斐(としがい)もないことやるからで・・・ウッ、すプププ・・・よ・・・」
 実はお互いクダラナイ部分で妙に 「意地っ張り」 なのです。この後Yのアパートに行き、意識がもうろうとしている中、布団に倒れこむのでした。
 もう意地っ張りはしないでおこう、とお互いに反省するのですが、Yと飲むと結局毎回こんな感じになってしまうのでした。
 そんなYはサイパンで仕事をしているので、もう何年も会っていません。日本にいると私に負けちゃうのでサイパンにいるのだと、私なりに解釈しています。
 なんてね・・・・・・
 ナニゴトも腹八分目が一番です。諸君はクダラナイ意地をはるようなヒトにならないでください。
 良い週末を。
 ぢゃな。 


おまえやったらできる

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