170 02月05日

ゲテモノ。 

 はい、今週も始まっちゃいました。先週末に39度の熱が出ていた私ですが、そんなコトはお構いなしに、この週末もがっつりと青椒肉絲を食べてきました。それなので今日は完全復活していると思います。
 さて、先日読んでいたとある週刊誌に連載されていた、作家椎名誠さんのエッセイに、「なるほど、そうだよな」 という興味深いことが書いてあったので、かいつまんで諸君にも紹介したいと思います。
 椎名さんの代表作品のひとつに、「あやしい探検隊」 シリーズというものがあります。椎名さんとその仲間達が国内や海外に出かけていって得た、いろいろな実体験がおもしろおかしく書かれている本です。いろいろな所に行くからいろいろなモノを食べることになります。
 そんなこともあり椎名さんは今までに、アマゾンでサル、北極でアザラシとカリブーの生肉、ベトナムでコブラ、オーストラリアのネイティブ(アボリジニ)の村でトカゲ、パラグアイでワニを食べてきたとのことでした。
 そんな経験をいかされて、ゲテモノ云々(うんぬん)の対談企画で取材を受けたというのですが、何も好きで、我々から見たら 「ゲテモノ」 と受けとめられる↑のモノを食べたわけではないと言っています。過去に訪れた僻地(へきち)には、その時期それしか食べる物がないという現実があるのだ、住んでいる人達からしたら、仕方なく食べているのだ、世界の多くの国は、本当にそんな状態なのだ、いうことでした。
 「植物油脂、動物油脂、魚介エキス、たん白加水分解物、乳糖、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸Ca、乳化剤、焼成Ca、酸化防止剤、カロチノイド色素、魚肉、結着材料、発色剤(亜硝酸Na)、リン酸塩、カゼインNa、チキンオイル」 これらはそこらのコンビニで売っている、ありふれたカップ麺に魚肉ソーセージを適当に切って入れた食べ物の内容物です。200円もあればお釣りが来るから小学生でも誰でも簡単に買って食べることができます。
 わずか150グラム程度の中に、これだけいろいろな添加物の入っている食べ物を食べている国の人が、アザラシやワニやヘビを食べている食べている国の人々を、「ゲテモノ食い」 とは言えないのではないか。むしろ添加物ゼロのアザラシの生肉の方が、ずっとおいしい健康食なのではないか、と書かれていました。
 最後は、今までアザラシの生肉を常食としていたアラスカとカナダの北極圏の人々の村に、十数年前に大きなスーパーができた、そしてこの十数年、そこの人々の間では深刻な超肥満と生活習慣病の問題が出てきているのだ、ということで締めくくられていました。
 食について考えさせられた私です。諸君も大量生産の加工食品食べてませんか?
 我々の方がよっぽどなゲテモノ食いだ。
 ぢゃな。


おまえアホちゃうかぁ?いちいち「僕は君が好きです」言わなわからんのか!ボケ〜っ

BACK