198 03月16日

1年後。 

 はい金曜日、あっという間の週末です。1年後の諸君をイメージしたプチお馬鹿話です。

 高校を卒業する時は行きませんでしたが、大学を卒業する時、気の合う連中と卒業旅行なんてモノに行ってきました。時期も時期だったし、当時はスキーにハマっていたし、カニ食って酒呑みたかったし、行ったことなかったし・・・・・・、そう、卒業旅行先として北海道スキーツアーを選んだお馬鹿大学生な我々がいたのです。
 本当は6人で行くはずだったのですが、あと2人足すとツアー料金が格安になるということもあり、まだ卒業しない後輩2人を、半ば強引に誘いました。更に格安になる札幌雪祭りが終わった頃、野郎共8人のムサクルシイ集団は、羽田空港から北海道に旅立ちました。旅行の前半はニセコスキー場に隣接したホテルに連泊しての、スキー三昧の日程です。北海道の雪は本州では体験したことが無い程、最高の雪質でした。自分の腕前が上がったのではないか、と勘違いしてしまうくらいでした。でもね、鼻水が凍りついちゃう程に寒さも最高でした。コレも初体験。
 夜は一日だけホテル近くの居酒屋に行ったのですが、何しろお金がありません。その後は一升びんを買い込んで、8人部屋で連日、ただひたすらに飲んだくれていました。そんな中、何故だか 「にらめっこ」 をしよう、ということになりました。盛り上がるのかよ、と思うかもしれませんが、コレがなかなかに盛り上がってしまったのです。
 もちろんただやるだけでは面白くないので、罰ゲームを考えました。@全力疾走で廊下の先の壁をタッチして戻ってくる、A廊下で前転をする、です。ん、どっちも大したコトないぢゃないか、なんて思わないでください。浴衣は着ているのですが、帯は締めないで下着はなし、といった格好です。ま、わかりやすくいうと全裸に浴衣一枚・・・・・・。
 そのうえ時計の針は夜中の1時を回っているので、大きな音はたてられません。足音が出ないように、つま先立ちで走るその姿を想像してください。浴衣は風でなびいています。かなり情けなくって笑えます。今になっても、真っ赤なじゅうたんの廊下で馬鹿なコトをしている友人の姿が鮮明にまぶたに焼き付いています。
 「よーし、大浴場行こうぜ!」 誰かがそんなことを言い出してしまったので、勢いのついた我々は、24時間入浴可能な大浴場に突入しました。つま先立ちで廊下を走っている時点で、すでに全裸状態のヤツもいます。時計の針は2時を回っているので、浴室内にいるのは我々だけになりました。
 オマエラ、風呂場でそんなコトやっていーのか!と思われる程、数々のオフザケをしていたようです。底からブクブクと泡が出ている快適な湯船があったはずなのに、その姿が見当たらなくなりました。湯船から盛り上がってきた泡がだんだん浴室内に広がっていきます。最終的に浴室じゅうが泡だらけになってしまいました。こんな場面を見るのはもちろん初めて・・・。
 誰だ?湯船にシャンプーを丸ごと一本入れてしまったヤツは・・・!そのまま放置して部屋に戻った我々でした。こうして我々の卒業旅行の前半、「ニセコ編」 は終わっていきました。後半、「札幌編」 はそのうちにオハナシします。って・・・、そのうちはあるのか?
 良い週末を。 


なにそんなん。友達やん

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