200 03月20日

続、1年後。 

 はい、今日は火曜日でしかも学年末なので少しでも良いハナシをしてあげたいところなのですが、明日はオヤスミということ、また先日の話を締めくくらないとイケナイということもあり、プチお馬鹿でGO!させてもらいます。すみませんね。

 北海道最後の夜の目的は、道内一の繁華街、「ススキノ」 で過ごすことでした。地下鉄の駅から地上に出ると、陽はとっぷりと暮れていました。その中でネオンがキラキラギラギラと、いけない雰囲気をかもし出していました。10メートルごとに、黒い服着たオトコのヒトが、「お、オニィサン!いい娘いますよぉ〜。どうですかぁ〜」 と声をかけてきたり、ビラを手渡してきたりする中を、我々は歩いていきました。
 「おい、新宿の歌舞伎町より呼び込みが多いなぁ」 「本当だな、イヤラシそうな街だなぁ」 「おい、今日はそっちが目的ぢゃないからな」 「おう、カニだカニ」 「そうだ、カニだカニ!」 「おう、探せ探せ!」 「カニを堪能するぞー!」 「お、カニの看板が!あそこに入るか」 「全国チェーンの店に入ってどうするんだよ」 「そうそう、北海道ならではの店を探すんだ!」 「よし!もっと探せ探せ!」 「あ、ここはどうだ?」 「ん、なになに?カニ鍋カニ刺しおひとり1万円から・・・」 「ふざけんぢゃないって」 「そんなに出せるかってーの!」 「次だ次!」 「こ、ここは?」 「お、なかなか良さそうだ」 「あまり高くなさそうだし」 「うん、それでいてイカニモって感じだし」 「よし、入ってみるか」 「よし入ろう」 「お前から入れよ」 「いや、お前が先で・・・」 「いーから入れっての」
                   「いらっしゃいませ」
 「うわ、高そうじゃないか」 「おい、メニューメニュー」 「結構高いぢゃねーか」 「やめる?」 「今さら・・・」 「ちょっとトイレ・・・・・・・・・・・・。うわ!トイレ出た所でオシボリ持って待っててくれたぞ」 「やべーよ!この店、絶対高い店だよ!」 「やっぱ店出ちゃうか」 「え”!」 「じゃ、金使っちゃうか!」 「いや、俺は無い」 「カニ抜きで漬物とご飯だけでも頼むか」 「ここまで来てそれは悲し過ぎる・・・」 「いや、待て、コレならなんとかなるかも」 「お、本当だ」 「よし、それにしよう」 「すみませ〜ん・・・・・・」 なんだか一番安いメニューを頼んだ我々でした。
                   「ありがとうございましたぁ・・・」
 「なんだかナニ食ったんだかわからねーなぁ」 「カニなんか入ってなかったんぢゃないか」 「いや、それでも結構金つかっちゃったな」 「ビール頼み過ぎなんだよ」 「カニを堪能するどころぢゃなかったな」 「ちゃんと呑もうぜ」 「そうだな」 「どこ入るか」 「確実に安くて適当に美味ければいいだろ」 「いかにも北海道らしくてな」 「よし!探せ探せ!」 「あ!ここなら確実に安いぞ」 「味もまあまあだな」 「ナニ言ってんだ、ここはアレだろ」 「でもなぁ、金無いし」 「やたら知らないトコロ入るのも危険だしな」 「ああ、またオシボリ持ってこられちゃたまらないからな」 「でもなぁ」 「せっかく北海道に来たのに・・・」 「なんでもいいから早く呑もーぜ」 「呑もう呑もう」 「んぢゃ入るか」 「おう、ぢゃ俺から」 「なんだよ、今度は積極的だな」 「だって・・・」
                   「いらっしゃいませぇ〜!村○来へようこそぉ〜!」
 「いやぁ、落ち着くなぁ」 「そりゃ東京でしょっちゅう入っているからな」 「おい、メニューにカニがないんぢゃないか?」 「もういーよ」 「焼き鳥でいーよ」 「そうそう」 「この後ラーメン横丁行って札幌ラーメン喰えば、ここまで来た意味もできるってもんだ」 「そうだな」 「学生が背伸びしちゃいかんって」 「ススキノ呑みに来て村○来か・・・。はぁ」 「おい、言うなよ。みんな思っているんだから」 「まぁまぁ」 「とりあえずカンパーイ!」 結局北海道まで来て、全国チェーンの居酒屋に入った我々でした。
                   「ありがとうございましたぁ・・・」
 ちゃんちゃん。オシマイ・・・。 
 よい休日を。
 ぢゃな。 


あんたはアホやなぁ。けどな、この「アホ」は「できの悪い子ほどカワイイ」ってゆう意味やで

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