016 05月02日

日本語基礎学力。 

 はい水曜日、それでもって週末(?)です。昨日、早打ち携帯メール云々(「うんぬん」と読む。「でんでん」ではないので注意)といった記事を紹介しました。今日も少し関連したような、興味深い記事を見つけたので紹介します。


メール送受信回数と日本語力

 押し寄せるIT(情報技術)の波。手書きや対面といった従来型のコミュニケーションの機会が極端に減る一方で、電子メールや携帯メールの利用頻度は増え続ける。
 しかし、携帯メールに詳しい日本大学文理学部の田中ゆかり教授(日本語学)は 「(携帯メールのコミュニケーションで)新たな語彙(ごい=ボキャブラリー)を獲得するのは難しい」 とみる。そこでのやりとりは親密な間柄の 「おしゃべり」 に限られるからだ。丁寧(ていねい)な言い回しや敬語といった配慮表現が絵文字や記号に取って代わられることも多く、言葉を尽くして伝える訓練にはならない。
 「短文化」 も加速している。田中研究室に在籍していた立川結花さんが平成17年、大学生の携帯メール約400件を分析したところ、1件平均の文字数は約30字で、5年前の調査結果の3分の1にまで減っていた。 「相手に悪く思われないためには、30秒以内に返信するのが暗黙のルール。送受信の頻度は上がり、極端な場合、1文字だけのメールがやり取りされることもある」 (田中教授)のが実情だ。
 独立行政法人メディア教育開発センターは昨年、大学生約1200人の1日平均の携帯メール送受信回数と日本語の基礎学力の相関関係を調べた。「中学レベル」 と判定された学生の平均が1日約32回だったのに対し、「高1レベル」 は約27回、「高3レベル」 は約15回。送受信回数が多い学生ほど日本語テストの点数が低いという結果が出た。
 「言葉足らずなやりとりなので、送受信回数は増える。結果として、読書などの時間が削られ、語彙力の低下を招いているのではないか」
 調査を取りまとめた小野博教授(コミュニケーション科学)の分析だ。
 (2007/05/01産経新聞 教育・福祉欄)


 諸君は1日何回のメールの送受信をしていますか?基礎学力は中学レベルでしょうか、高3レベルでしょうか・・・、なんだか心配だなぁ。私はほぼ10回以下でした。じじいですからね・・・。諸君は携帯いじくっているヒマがあったら勉強しなさいよってことなんだな。学べって。
 良い連休を。
 ぢゃな。 


どうしたらいいのかわからなくなったら、「こんなとき、どうする自分が好きなのか」を考えればいい

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