018 05月08日

レベル。 

 はい、火曜日です。ここ最近は授業中に素で漢字をど忘れするコトが多くなった私です。だからというワケではありませんが、今日も漢字に関した記事を紹介します。


【大丈夫か日本語・上】大学なのに…中学生レベル6割!?

 「ついに、ここまできたか・・・」
九州地方の私立短大に勤める講師はそう言って、しばし言葉を失った。“日本語が通じない現実”に直面したのは昨年秋のことだった。
 「ほかの人に比べると話し好きです」 「思いやりがある方です」・・・このような簡単な文章を記した紙を学生に渡し、イエスかノーで答えてもらった。外向性や協調性などを診断する性格検査だ。
 「質問を理解したうえで答えないと正確な結果が出ないので、漢字に読み仮名をふり、分からない言葉は質問するように伝えた」 と講師。
 間もなく20人ほどの学生のうち、数人が手を挙げた。
 「『怠惰(たいだ)』って何」
 「『まごまごする』ってどういう状態?」
 想定内の質問もあったが、就職を控えた女子学生が発した言葉には耳を疑った。「骨が折れる仕事は嫌です」 という文章を指さし、「『骨折する仕事』が嫌なのは当たり前。違う意味があると思ったので・・・」 と首を傾(かし)げたのだ。
 「全員の前で、それぞれの意味を伝えたが、多くの学生が説明に聞き入っていた。手を挙げたのは数人でも、実際分からない人はもっといたでしょう」 と、この講師は推測する。
 “兆候”は数年前からあったという。講義中の指示や就職活動のアドバイスを、なぜか全く逆の意味に取り違えてしまう学生が目についていた。
 「履修登録の説明書が読み取れないので新年度のオリエンテーションが成り立たなくなっていた。基本的な語彙(ごい)力がないために、英語ならぬ日本語の理解力やリスニング力が落ちている」
 日々学生に接している講師の実感だ。
(2007年4月30日 「産経新聞」 教育福祉欄)


 諸君のレベルは大丈夫でしょうか。こういった記事を紹介すつ度に、(かっこ)で読み仮名をふってあげているのですが・・・。ま、漢字力に関してはあまりヒトのコトは言えませんね・・・。
 そういえば以前どこかで出会ったヒトが、「雰囲気」 を、「ワタシ今までずーっと ふいんき だと思っていました。うわぁー、恥ずかしい・・・」 と真っ赤な顔をして言っていたのを思い出しました。立派な成人でしたっけ。
 ふ・ん・い・き、だぞ。
 ぢゃな。 


好きなことするのが、いちばんいいからなあ

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