037 06月04日

ネクタイ。 

 はい、今週も始まっちゃいました。先週土曜日選考試験を受けたヒト達はお疲れ様でした。服装とか頭髪とかで、結構いろいろな部分でチェックを受けているヒトが多かったようです。1か月後の第2回目や、本番の試験に向けての改善ポイントとしていきましょう。
 今日から教育実習の先生方が何人かこの校舎にやってきます。ウチのクラスには配属にはなりませんが、隣のクラス担当の先生は、私が卒業担任をさせてもらった先生です。正に諸君のセンパイに当たる先生です。いろいろなオハナシは聞かないでくださいね・・・、なんてね。
 さて、6月になりました。こんなコラム紹介です。


 ビジネスマンの結ぶネクタイを、武士の刀にたとえた人がいる。ぶら下げるだけで、たたずまいが威厳と緊張感を帯びるからだ。少々くたびれた風体でも、まずはサマになる。そんなところも似ているという。
 けさ、いつものようにネクタイを結ぼうとして、手を止めた人もいるだろう。政府が音頭をとって、クールビズに衣替えする初日である。閣議で各大臣は、沖縄の夏用のシャツ 「かりゆしウエア」 を着用するそうだ。
 早いもので3年目になる。最初の年は、言葉が先行する中で、とりあえずネクタイを外した。その姿は 「朝帰り」 などと冷評された。去年はおしゃれ指南も進んだ。今年は、ピンやカフスも使いこなす 「上級者の装い」 が百貨店の売りになっているという。歩く人が多くなれば、道はできていくものだ。
 みんなで外せばこわくない――。相変わらずの横並びを揶揄(やゆ)する声も聞く。とはいえ、襟元が涼しくなれば冷房の温度を高く設定できる。環境省の推計によれば、昨夏は約250万世帯の1カ月分にあたるCO2を削減したという。
 高温多湿の夏に、日本人は悩まされてきた。「家の作りようは、夏をむねとすべし」 と、「徒然草」 の兼好法師も古くに述べている。当時の冬は寒かっただろうに、「冬は何とでもなる」 と、法師はかたくなに夏の暑さを嫌った。
 この夏は、赤道域の海面水温が低くなる 「ラニーニャ現象」 で、猛暑と渇水が心配な夏になりそうだという。武士のやせ我慢はかなぐり捨てて、温暖化の防止に心したい。
(2007年06月01日 朝日新聞 「天声人語」)


 さ、残念ながら全国的に 「学校現場」 という所では 「クールビズ」 ということは取り入れていないようです。諸君はネクタイをし続けてくださいってことですね。実はネクタイ嫌いな私もし続けます。
 ぢゃな。 


どうせ嫌いになれないんだったら、もっと好きになっちゃえば?

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