038 06月05日

半ドン。 

 はい火曜日。今日も気になるコラム発見です。

 
 「半ドン」 というなつかしい言葉がある。週休2日制の浸透で今は死語に近くなったが、学校や役所、それに会社が土曜日の午後だけ休むことだった。ドンとはオランダ語がなまったドンタク(休日)からきているそうだ。半分のドンタクの意味である。
 仕事の効率という面からは中途半端な日だったと言える。だがサラリーマンにとっては案外、使い勝手の良い日でもあった。休日に出てくるのは面倒に思いがちな映画館、美術館回りには格好の時間だった。仕事からの解放感にもひたることもできた。
 その半ドンが公立の学校で復活するかもしれない。政府の教育再生会議の第2次報告で学力向上のため授業時間の10%増を打ち出した。その具体的方策として夏休みの活用などとともに、土曜授業を提示しているからだ。むろん一部の人たちがお嫌いな強制ではない。
 5年前に学校の週5日制を始めた目的は、子供たちに社会体験などをさせる時間をつくるということだった。だが大半の親が感じているのは、テレビゲームやマンガの時間が増えたということだけだ。不安に思った親の希望で、すでに土曜授業を実施している学校もある。
 社会体験や自然体験といっても、ある程度教師が指導しなければ、できるわけがない。そうせずに時間だけ与えては、子供たちがゲームに走るのも仕方ない。それに、土曜日の午前中までが学校、という明治以来の子供たちのリズムが狂ってしまったような気がする。
 半ドン時代には子供たちも、土曜の午後の過ごし方を自分で考え、工夫していた。学力向上ばかりでなく、真のゆとり教育のためにも土曜を半ドンに戻すことを考えてもいい。一部の先生たちは 「労働強化だ」 と猛反対するだろうが。
(2007年06月03日産経新聞 「産経抄」)


 この文章を読んで思い出しました。その昔、少年斎藤は午前中だけ学校に通っていたよなぁ、ということを・・・。土曜日って半日で学校が終わるので、結構うきうきして通っていました。
 その土曜日の登校が復活の兆(きざ)し・・・?すでに実施している学校もある・・・?うーん、教師となった今は・・・。ふ・く・ざ・つ・・・、です。
 ぢゃな。 


愛されることより、愛することのほうが幸せ

BACK