050 06月21日

持ってますか。 

 はい、木曜日です。今週もあと2日で終了です。が、喜んでばかりもいられません。その分確実に、推薦就職選考試験・期末試験・第2回推薦進学選考試験が近づいてきています。
 今日は例の王子に関したコラムの紹介です。


 「大学に入学してすぐプロ野球選手になるってきめていました。それも、プロに入って、どういう選手になって、どういうプレイをして、日本の野球ファンを変えていくかってことまで考えていました」
 「当時、プロ野球の、それもジャイアンツの選手を見てましてね、僕と勝負できるのは、ひとりかふたりくらいしか。もうね、ナメきってました」 こんな放言ができるのは、数多い野球人のなかでも長嶋茂雄さんぐらいだろう。井上ひさしさんとの対談で、立教大学時代のことを振り返ったものだ。
 テリー伊藤さんは早稲田大学の斎藤佑樹投手を、その長嶋さん以来の球界の救世主だと断言した。早大進学を決めただけで、50年ぶりにメディアの目を一斉に六大学野球に向けさせた快挙に、今年1月の毎日新聞のコラムで喝采(かっさい)を送っていた。
 斎藤投手が真価を発揮したのは、むしろそれから。六大学野球春季リーグで早大優勝に貢献し、ベストナインに選ばれるぐらいでは満足しない。全日本大学選手権では、日本一とMVPまで手中にしてしまった。
 たいしたものだ。もう 「ハンカチ王子」 なんてやわなニックネームは似合わない。コラムニストの中野翠さんは、「人びとの視線や喝采に〈自分〉を吸い取られるのではなくて、逆に吸い取って」 しまう長嶋さんの資質を、斎藤投手の中にも見ている(『斎藤佑樹くんと日本人』文春新書)。
 現役時代の活躍を知らない長嶋さんのことを、斎藤投手が意識しているのかわからない。ただ優勝インタビューでこう語った。「運は使い切らないもの。何か持っている。こういう人生なのかなと思います」 スーパースターとして野球人生を歩んでいく覚悟を述べた、ととれないだろうか。
(2007年06月19日 産経新聞 「産経抄」)


 これからが楽しみです。ある意味うらやましいですね。やはり持っているヒトは持っているのでしょうね。世間から大注目をされるというのは、いったいたどんな気分なのでしょう。一見華やかそうに感じますが、裏側の部分ではいろいろな苦労もあることでしょう。
 同じ斎藤でも大違いです。
 ぢゃな。 


悩みのあるときは、自分は世界一不幸なんだと思うくらい落ち込んで、明日から元気出そう

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