059 07月04日

ルーキー。 

 はい、水曜日です。今週も半分通過しましたが、のんびりもしていられません。明日からは期末試験です。気合いを入れて臨んでください。
 さて、先日も桑田投手を取り上げたコラムを紹介しました。今日も同様で。


 「天は自ら助くる者を助く」 ということわざがある。「天」 を 「神」 に言い換えても用いられる。
 他人を頼らず奮闘努力するものに神は味方する…。古代ギリシャの悲劇詩人アイスキュロスも「自ら助けるものを神は愛す」と言ったとか。日本では明治初期、著述家スマイルズ(英国)の作品の邦訳 『西国立志編』 に登場し、教科書に多く引用された(『岩波ことわざ辞典』)
 最近この言葉を連想させたのが米国に渡った三十九歳の桑田真澄投手。先月、パイレーツの救援で登板し、大リーグという夢の舞台を踏んだ。巨人を追い出され、渡米後も苦境にあえぎながらのデビュー。「野球の神様、本当にありがとうございます」。心の中でつぶやいたという言葉が印象的だ。
 身長一七四センチ。大リーグで最も低い一人という桑田投手の奮闘努力を神様も応援したのだろう。先の土曜日は完璧(かんぺき)な救援を見せた。勝利もセーブもつかないけれど、監督と勝利の握手を交わしたのは巨人時代の二〇〇二年以来。弱いパイレーツにうんざり気味のファンたちも拍手を送った。
 米国ではオールドルーキー(年取った新人)を称賛する傾向があると言われる。不屈の精神が米国人の琴線(きんせん=心の中に張られた線)に触れるそうだが、日本人もそう違わない。野球と一般社会とは異なるが、努力を続ける選手が夢をつかむ姿に励まされる人は多いだろう。そして清原選手も。
 自助を尊ぶ神様には筋違いでも、次は勝利投手にとお願いしたくなる。併せて、二百勝に近づきながら苦しむドラの四十一歳の山本昌投手にもどうかひとつ、と。
(2007年07月03日 中日新聞 「中日春秋」)


 さすがは中日新聞だけあって、最後は中日ドラゴンズの選手で締めくくられています(笑)。四十一歳・・・、私と同学年です・・・。私もオールドルーキーになれるようにしてみようかな・・・。
 ん?何のジャンルでルーキーになりましょ・・・。
 ぢゃな。 


あなたの笑顔に、毎日励まされました

BACK