064 07月11日

月。 

 はい、週の真ん中水曜日です。試験は終了しましたが、今週末は第2回の推薦進学希望者対象の試験があります。受験予定のヒト達、もうひとふんばりです。
 この夏、日本は人工衛星を打ち上げるようですね。今日はそんなコラムの紹介です。


 竹取の翁(おきな)が竹林で不思議な竹を見つける。光り輝く竹を切ると中から小さな女の子が出てくる。かぐや姫の物語は日本人なら誰でも知っているなつかしいおとぎ話だ。月から訪れ、月に帰って行くお姫様に心引かれるのは、最も身近な天体へのあこがれがあるからだろうか。
 日本が今夏打ち上げる月周回衛星の愛称は 「かぐや」 に決まった。宇宙航空研究開発機構の一般公募に1万件以上の応募があり、1位の 「かぐや」 と2位の 「かぐやひめ」 で全体の2割強を占めた。3位は 「うさぎ」、4位は 「げっこう」、5位が 「つくよみ」 と続く。
 「アメリカのアポロ計画とは違う、日本としての持ち味を出したい」 「月の人(かぐや姫の一族)は不老長寿といわれているので、衛星が故障もなく順調に活躍してほしい」。応募者はさまざまな思いを愛称に込める。
 それにしても、なぜ人類は月をめざすのか。他の惑星に行くための足がかりと考える人もいる。登山と同じで、「そこに月があるからだ」 という考えもある。「月のきれいなラウンジで、お酒を飲みながら地球を眺めてみたい」。宇宙飛行士の向井千秋さんが語った言葉も思い浮かぶ。
 足元の地球では、温暖化が重要なテーマとなっている。ドイツで開かれたサミットでは 「2050年までに温室効果ガスの排出量を半減させることを真剣に検討する」 との合意が成立した。ただ、実際に削減するための道筋作りはこれからだ。
 月は何十億年も前から地球を見てきた。人類の登場は600万〜700万年前。化石燃料の大量消費を始めたのはわずか200年前だ。竹取物語のころには想像もつかなかった急激な変化にどうブレーキをかけるか。月をめざす以上に難しい課題に私たちは直面している。
(2007年6月10日 毎日新聞 「余録」)


 そういえば以前、アポロの月面着陸映像は本物なのか、映画のような作り物なのか・・・、という論議かもしだされていましたっけ。
 諸君はどう思いますか。
 私は信じたいです。
 ぢゃな。 


私は友達なんて、少なくていい。あなたさえいれば、それでいい

BACK