105 10月22日

こりゃえーわ。

 先週に引き続き、再び一週間の始まりです。この週末はなんだかんだとアチラコチラを奔走(オウチの御用事や頼まれた御用事やガッコのごよーじ・・・あ、こりゃ御仕事か)していたのですが、スキをついて久しぶりに映画を観てきました。なんてったってウチから車で五分の所には、シネマワールドがあります。この地の利を使わない手はありません。
 猫と犬が喋る映画ありーの、車が公道でばばばーんとレースする映画ありーの、愛ネエサンの著書映画ありーの、ワシントン御大の犯罪サスペンス映画ありーの・・・という新作の類は混んでいてちょい面倒だし時間的な制約もあったので、既に公開しているモノを観てきました。しかも私があまり観ない邦画です。(とかいいつつも、この間はあの五木寛之大先生の 「大河の一滴」 を観てプチうるうるしていたが・・・)
 コレが何気にいけてました。面白かったです。キャスティングもいけてましたし、原作もいけてましたし、邦画にありがちな暗さもなくいけてましたし、特殊効果やらメイクもいけてましたし、ストーリーもいけてましたし、カメラアングルも工夫されていけてましたし、座った席もいけてましたし、ポップコーンの味もいけてましたし、パンフレットの値段もいけてましたし・・・・・・
 そんな中でも一番いけてたと感じたのがキャスティングでしょうか。「な〜にを言っているんだ、コイツは・・・」 なんて意見もあるかもしれませんが、それほど詳しくない私の個人的な意見なので、軽〜く流してくださいね。
 主役の野村萬斎さんは、さすが狂言師だけあって、衣装も身のこなしもセリフ回しも申し分ありませんでした。コレ程のはまり役は、「羊達の沈黙」 「ハンニバル」 でレクター博士をやったアンソニー・ホプキンス(なんだか全然例になっていないが許してね)と同レベルではないか、と私的に思ってしまいました。
 それでもって 「おう、ようやくアナタもいい味をだしてきましたね・・・」 ってなお方が真田広之さん。よくよく考えたらこのヒトは結構長いのですよね。今回は悪役でしたが、表情やら声の出し方やらが目茶苦茶に憎たらしくて良かったです。
 その他(こんなくくり方では失礼極まりないのだが)脇を固める柄本明さんや岸辺一徳さんも、持ち前のキャラクターを上手く引き出していました。個人的にはキョンキョン(この呼び方ではもう諸君にはわからないか・・・小泉今日子様々々々々々だ)も嬉しかったのですが・・・・・・。
 先にも書きましたが、日本の映画にはチト手厳しい(ただの食わす嫌いだという声もあるが)私が 「こりゃーおもしろかったな」 と劇場を後にすることができたのですから。もしコレを観ようかどうしようかと迷っているヒトがいたとしたら、とりあえず観とけー!ってなモノでしょう。大好きな京都の町に、久々に行きたくなってしまいました。
 ま、今週も頑張って乗りきりましょーじゃないですか!
 映画のタイトルまだでした・・・・・・
 『陰陽師』!おんみょうじって読むんだぜ!


自然体なんかありえへん、みんなどっかで無理しとんねん

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