111 10月30日
いきましょーよ。
昨日いつものように朝食を摂りながら、朝○新聞に目を通していたら、魅力的な一面広告が目に入ってきました。
「ようこそ、にっぽん丸の世界へ」 という見出しの広告です。にっぽん丸というと、日本を代表する客船で、アッコちゃんのお父さんも船長をやっていたはずです(←何のことだかわかったヒトはちょっと来なさい)。そのにっぽん丸での世界一周クルーズへのご案内でした。
生まれてこのかた船旅なんていうものは、修学旅行の引率でしか経験したことがありません。しかも仕事ですから、揺れる船内で夜中遅くまで消灯確認の見回りをしたり、日誌の確認をしたりで気を抜くヒマもありませんでした。ああ・・・・・・
んで、このにっぽん丸のクルーズをもう少し紹介します。
日本→中国→シンガポール→インド→エジプト→トルコ→イタリア→スペイン→フランス→オランダ→ロシア→フィンランド→ノルウェー→イギリス→アイルランド→アメリカ→メキシコ→カナダ→日本・・・・・・
と、これらの国々の港町に102日間かけて寄港していきます。そして気になるお値段は1人3400000円〜11400000円!もちろん一番高いのはスイートルームってーヤツです。どーざんしょ!すんごいと思いませんか?なにが凄いって、こんなクルーズが成り立つことが凄くて仕方ありません。客室定員600名。こんなに金と暇をもてあましているヒト達が存在するのです。
なーんて、ひがみを言いたいわけではないのです。実際にこのクルーズに参加する方のほとんどは、既に仕事を引退したような、お年を召した夫婦が中心だとのことです。たとえお金があったとしてもバリバリに仕事を抱えていては、これほどの間のヒマなんて作れませんものね。おそらく、長い人生頑張ってきた自分に対するご褒美といった意味合いが多いのだと思います。
毎夕デッキで水平線に沈む夕日を眺めながらグラスを傾ける・・・・・・あ“〜〜〜、たまりません。そして毎朝デッキで水平線から昇る朝日を眺めながらグラスを傾ける・・・・・・う”〜〜〜、これまたたまりません。もう102日間べろんべろんです。
「船内生活の楽しさ、毎日変わる海の美しさ」 「退屈しているヒマなどないですよ、とても充実の日々です」 「とにかく、あなたも乗ってごらんなさい」・・・・・・なんて広告文句にあるのですが、ごらんなさいって言われたって、そんなに簡単に乗れるものではないっつーのに・・・・・・
老後は、というか現役引退後(なんの現役だ?)はぜひともこういったツアーに参加したいと強く思ったのですが、頑張ってきた自分がいなかったりして・・・・・・いい加減な自分にはご褒美あげられませんから。
人生のヤマ場を越えたら 「頑張っていた自分がいた」 なんてカッコよいと思いませんか?常に頑張っていけるヤツでいきましょーよ。
にっぽん丸で会いましょー!
人生にな、意味のないことなんてあらへん、ぼちぼちいったらええやん